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2026-10-08 15:30 発表・第3四半期累計
川口化4361
売上は5%増、本業のもうけは2倍超に
検出の強さ (理由の重みの合計 4。売買のおすすめ度ではありません)
2025年12月〜2026年8月の9か月間で、売上高は66.8億円と前年同期より5.1%増えました。営業利益(本業のもうけ)は2.2億円から5.0億円へ、2倍以上になっています。
1何が起きたか
| 前年同期 | 今回 | 変化 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 63.6億円 | 66.8億円 | +5.1% |
| 営業利益本業のもうけ | 2.2億円 | 5.0億円 | +125.0% |
| 営業利益率売上のうち本業で残る割合 | 3.5% | 7.4% | +4.0pt |
- 会社の通期営業利益予想
- 5.0億円
- 予想に対する進み具合
- 100%前年同時期 52%
2なぜ検出したのか
売上が5%ほどしか増えていないのに本業のもうけが大きく増えたのは、売上に対する利益の割合(営業利益率)が3.5%から7.4%へ上がったためです。通期の営業利益予想(5.0億円)に対する進み具合は、すでに100%で、前年同時期の52%を大きく上回っています。ただし、予想は同じ日に修正が発表されており、その新しい数字は材料にないため、修正後の内容は分かりません。
- 利益率が改善+2
第3四半期までの累計の営業利益率が 3.5% → 7.4%(+4.0ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。
- 利益が売上より大きく伸びた+2
売上 +5.1% に対して営業利益 +125.0%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。
会社の説明から読み取れる要因
- 主要な地域への輸出を積極的に増やしたことで、売上が増えたと会社は説明しています。
- 円安が進んだことも、採算(もうけの出やすさ)の改善につながったとされています。
- 中間体(ほかの薬品の原料になる製品)のうち農薬向けが大きく増え、中間体部門の売上は30.5%増でした。
- 売上総利益(売上から原価を引いたもの)は11.4億円から14.2億円に増えた一方、販売費及び一般管理費(人件費や販売の費用など)はほぼ横ばいで、増えた分がそのまま営業利益に回りました。
3市場はすでに気づいていないか
ある程度反応した発表後、市場全体より上がりました。変化の一部は株価に反映されたと考えられます。
| 市場全体(TOPIX)との差 | |
|---|---|
| 発表直後の取引日2026-10-09(前の取引日の終値と比べて) | +3.8% |
| 発表後これまで2026-10-09〜2026-10-15・4取引日 | +5.8% |
| 発表前の約1か月20取引日。発表前から期待されていたか | +5.8% |
| 発表直後の売買の量出来高。発表前20取引日の平均と比べて | 21.3倍 |
- 発表直後の売買の量(出来高)は、ふだんの約21倍でした。注目が集まったことを示します。
「市場全体との差」は、この会社の株価の上がり下がり(%)から、同じ期間の TOPIX の上がり下がりを引いたものです。差がプラス10%以上なら「大きく反応」、3〜10%なら「ある程度反応」、±3%未満なら「反応は小さい」としています。株価の反応だけで、市場が気づいたかどうかを決めることはできません。目安として見てください。株価:Yahoo Finance(分割調整後の終値)、TOPIX は連動ETF(1306)で代用。
4予想が外れるとしたら
- 中東情勢の影響で原油価格が高止まりし、ナフサ(化学製品の原料)などの供給不安も続いています。原材料の値上がりや調達の乱れが起きると、採算が悪くなるかもしれません。
- 円高に戻ると、円安による採算の改善効果が小さくなる可能性があります。
- 海外の安い製品との競合で、タイヤ向けや電子材料関連の製品はすでに販売が減っています。この影響が広がると売上の重しになります。
- 中国の内需の弱さや米国の個人消費の鈍化など、海外の景気が悪くなると輸出が伸びなくなるおそれがあります。
反対材料・気をつける点
- 前年の営業利益が2.2億円と低かったため、伸び率が大きく見えやすい面があります。利益率7.4%が続くかどうかは、この材料だけでは分かりません。
- 円安の効果は為替しだいで、会社の力だけで続くとは限りません。
- 樹脂薬品(-3.5%)やその他(-0.7%)は売上が減っており、製品ごとに差があります。借入金も残っており(短期・長期あわせて約32億円)、純資産34億円と比べると小さくない水準です。
5何が起きたら見直すか
- 次の四半期(通期決算)で、営業利益率が今回の7.4%を大きく下回ったとき。
- 同日に発表された通期予想の修正内容を確認し、修正後の予想に対する進み具合が想定と違っていたとき。
- 原材料の高騰や円高が進み、売上総利益の増加が止まったとき。
6検出後の成績
| 市場全体(TOPIX)との差 | |
|---|---|
| これまで2026-10-09〜2026-10-15・3取引日 | +2.0% |
この会社は、サイトの公開前にさかのぼって検出したものです。
発表後の反応が同じ「ある程度反応した」だった会社のこれまで
- 1週間後:市場全体との差は平均 -3.8%、市場全体を上回ったのは 6件中 1件
うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。
用語
- 営業利益
- 本業でどれだけもうけたかを表す利益です。
- 営業利益率
- 売上のうち、本業のもうけが何%かを表す数字です。高いほど稼ぎ方が効率的といえます。
- 通期予想
- 会社が1年間(この会社は11月まで)の業績について出している見通しです。
- 中間体
- 最終製品を作る途中で使われる化学品のことです。
- 売上総利益
- 売上から、作るための原価を引いた利益です。
- ナフサ
- 原油から作られる、多くの化学製品の原料になる液体です。
元の資料
- 2026年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2026-10-08 15:30
資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-14 21:57(ルール v0.1)