検出一覧 › ローツェ

2026-10-08 15:30 発表・第2四半期累計

ローツェ6323

中間期の本業のもうけが4割増え、利益率も29%に

検出の強さ (理由の重みの合計 4。売買のおすすめ度ではありません)

2026年3〜8月の売上高は797億円で前年同期より21.5%増えました。本業のもうけ(営業利益)は231億円で42.4%増え、売上のうち本業で残る割合(営業利益率)も24.7%から29.0%に上がりました。

1何が起きたか

前年同期今回変化
売上高656.0億円797.3億円+21.5%
営業利益本業のもうけ162.1億円231.0億円+42.4%
営業利益率売上のうち本業で残る割合24.7%29.0%+4.3pt
会社の通期営業利益予想
530.8億円
予想に対する進み具合
44%前年同時期 52%

2なぜ検出したのか

売上が増えるだけでなく、売上以上に利益が増えており、稼ぐ効率が上がったことが数字に表れています。受注高も前年同期の約2.6倍で、受注残高(まだ売上になっていない注文)は前年同期の約2.2倍の1,115億円あります。ただし、この変化が株価にどこまで反映されているかは、材料からは分かりません。

  • 利益率が改善+2

    第2四半期までの累計の営業利益率が 24.7% → 29.0%(+4.3ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。

  • 利益が売上より大きく伸びた+2

    売上 +21.5% に対して営業利益 +42.4%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。

会社の説明から読み取れる要因

  • 半導体関連装置の売上が前年同期比で22.8%増え、会社は生成AIやデータセンター向けの投資が活発だったと説明しています。
  • 半導体・FPD関連装置事業のセグメント利益(事業ごとのもうけ)が43.0%増え、全体の利益を押し上げました。
  • 売上原価の伸び(約15%増)が売上の伸び(21.5%増)より小さく、売上総利益(粗利)が約31%増えました。
  • 受注高が前年同期比255.5%と大きく伸び、今後の売上の土台になっています。

3市場はすでに気づいていないか

大きく反応した発表直後の取引日に、市場全体より大きく上がりました。多くの投資家がすでにこの変化に気づき、株価に織り込みはじめている可能性があります。

市場全体(TOPIX)との差
発表直後の取引日2026-10-09(前の取引日の終値と比べて)+15.1%
発表後これまで2026-10-09〜2026-10-15・4取引日+2.9%
発表前の約1か月20取引日。発表前から期待されていたか+15.5%
発表直後の売買の量出来高。発表前20取引日の平均と比べて6.6倍
  • 発表前の約1か月で、すでに市場全体より 15% 上がっていました。良い決算が期待されていた可能性があります。
  • 発表直後の売買の量(出来高)は、ふだんの約7倍でした。注目が集まったことを示します。

「市場全体との差」は、この会社の株価の上がり下がり(%)から、同じ期間の TOPIX の上がり下がりを引いたものです。差がプラス10%以上なら「大きく反応」、3〜10%なら「ある程度反応」、±3%未満なら「反応は小さい」としています。株価の反応だけで、市場が気づいたかどうかを決めることはできません。目安として見てください。株価:Yahoo Finance(分割調整後の終値)、TOPIX は連動ETF(1306)で代用。

4予想が外れるとしたら

  • 半導体の設備投資が減速すると、受注や売上の伸びが鈍る可能性があります。
  • 会社は中東情勢や自然災害の影響を注視する必要があるとしており、供給や需要に影響が出るおそれがあります。
  • 売上の約2割がApplied Materials社、約1.5割がTSMC社向けで、特定の取引先の動向に左右されやすい面があります。
  • 受注残が大きい分、納期の遅れや注文の取り消しがあると、売上に計上される時期がずれる可能性があります。

反対材料・気をつける点

  • 経常利益(為替なども含めた利益)は68.4%増ですが、前年同期に為替差損23.7億円があった反動で大きく見えています。当期は為替差益15.9億円が加わっており、為替で変わる部分です。
  • 当期は訴訟和解金21.7億円を特別損失に計上しています。一方、前期末にあった訴訟損失引当金74.3億円は消えており、一時的な費用が決算に含まれています。
  • 通期の営業利益予想(530.8億円)に対する進み具合は44%で、前年同時期の52%を下回っています。なお、予想は今回修正されたと書かれていますが、修正前の数字は材料にないため、比較できません。

5何が起きたら見直すか

  • 次の四半期で受注高や受注残高が前年同期を下回る、または大きく減る場合。
  • 営業利益率が29%を下回り、24〜25%台に戻る場合。
  • Applied Materials社やTSMC社向けの販売が大きく減る場合。

6検出後の成績

市場全体(TOPIX)との差
これまで2026-10-09〜2026-10-15・3取引日-10.2%

この会社は、サイトの公開前にさかのぼって検出したものです。

発表後の反応が同じ「大きく反応した」だった会社のこれまで

まだ件数が少ないので出していません。

うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。

用語

営業利益
本業で稼いだもうけ。売上から原価や人件費などを引いた利益です。
営業利益率
売上のうち、本業のもうけとして残る割合です。
経常利益
本業に、利息や為替の損益などを加えた利益です。
受注残高
注文は受けたが、まだ売上になっていない金額です。
特別損失
毎年は起きない、一時的な費用や損失のことです。

元の資料

資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-14 21:57(ルール v0.1)