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2026-09-14 16:30 発表・第3四半期累計

多摩川HD6838

本業のもうけが約5.5倍に。通期予想の113%に到達

検出の強さ (理由の重みの合計 5。売買のおすすめ度ではありません)

2026年10月期の第3四半期(11〜7月の9か月間)で、売上は39.0億円から53.0億円へ約36%増えました。本業のもうけである営業利益は1.7億円から9.3億円へ大きく増え、すでに会社が見込む通期の営業利益(8.2億円)を超えています。

1何が起きたか

前年同期今回変化
売上高39.0億円53.0億円+35.8%
営業利益本業のもうけ1.7億円9.3億円+455.7%
営業利益率売上のうち本業で残る割合4.3%17.5%+13.2pt
会社の通期営業利益予想
8.2億円
予想に対する進み具合
113%

2なぜ検出したのか

売上が増えただけでなく、売上に対する利益の割合(営業利益率)が4.3%から17.5%へ上がっています。売上以上に利益が伸びたため、ルールで自動的に検出しました。会社は通期予想を据え置いているため、予想と実績のずれが今後どう扱われるかが注目点です。

  • 利益率が改善+3

    第3四半期までの累計の営業利益率が 4.3% → 17.5%(+13.2ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。

  • 利益が売上より大きく伸びた+2

    売上 +35.8% に対して営業利益 +455.7%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。

会社の説明から読み取れる要因

  • 主力の電子・通信用機器事業の売上が約41%増え、セグメント利益(事業ごとのもうけ)は約3.2倍の11.7億円になりました。
  • 売上の半分以上を占める官公庁向け製品で、国家予算の増額を背景に需要が続いていると会社は説明しています。
  • モバイル分野では、通信会社の設備投資に一服感があるものの、インフラシェアリング(設備の共同利用)向けの機器が堅調です。
  • 昨年10月に稼働したベトナム新工場で、低コストの生産体制が整ったと会社は説明しています。利益率の改善にどこまで効いたかは、材料からは分かりません。

3市場はすでに気づいていないか

下がった業績の数字は良い方向に変わったのに、株価は市場全体より下がりました。市場は数字以外の点(今後の見通し・一時的な要因など)を気にした可能性があります。

市場全体(TOPIX)との差
発表直後の取引日2026-09-15(前の取引日の終値と比べて)-8.0%
発表後これまで2026-09-15〜2026-10-15・19取引日-17.8%
発表前の約1か月20取引日。発表前から期待されていたか-2.3%
発表直後の売買の量出来高。発表前20取引日の平均と比べて4.7倍
  • 発表直後の売買の量(出来高)は、ふだんの約5倍でした。注目が集まったことを示します。

「市場全体との差」は、この会社の株価の上がり下がり(%)から、同じ期間の TOPIX の上がり下がりを引いたものです。差がプラス10%以上なら「大きく反応」、3〜10%なら「ある程度反応」、±3%未満なら「反応は小さい」としています。株価の反応だけで、市場が気づいたかどうかを決めることはできません。目安として見てください。株価:Yahoo Finance(分割調整後の終値)、TOPIX は連動ETF(1306)で代用。

4予想が外れるとしたら

  • 会社は「売上の期ずれ(計上が次の期間にずれること)の可能性」を挙げており、売上や利益の計上時期が変わると、第4四半期の数字が小さくなることがあります。
  • 試験研究費など、まとまった支出が出る可能性を会社自身が挙げています。支出が出れば利益が減ります。
  • 官公庁向けは予算や案件の時期に左右されやすく、受注が思うように進まないと売上が伸びにくくなります。
  • 系統用蓄電所やインドネシアの小水力発電所など、新しい投資が増えています。立ち上がりが遅れたり費用が先に出たりすると、利益の重しになる可能性があります。

反対材料・気をつける点

  • 税引前利益(24.5億円)が営業利益(9.3億円)を大きく上回っています。差の理由は今回の材料からは読み取れず、本業以外の利益が含まれている可能性があります。本業の力と分けて見る必要があります。
  • 再生可能エネルギー事業の売上は約6%減っています。利益の伸びは電子・通信用機器事業に大きく偏っています。
  • 新株予約権(あらかじめ決めた価格で株を買える権利)の行使で資本金などが増えています。発行済み株式が増えると、1株あたりの利益が薄まることがあります。

5何が起きたら見直すか

  • 10月期の本決算で、営業利益が通期予想の8.2億円を下回る、または第4四半期が赤字になった場合は、今回の伸びが一時的だった可能性を考え直します。
  • 電子・通信用機器事業の受注高が前年を下回り始めた場合は、官公庁向け需要が続くという会社の説明を見直します。
  • 税引前利益と営業利益の差が、一回限りの利益によるものだと分かった場合は、利益の勢いの見方を見直します。

6検出後の成績

市場全体(TOPIX)との差
1週間後発表の翌取引日(2026-09-15)の終値から+4.3%
これまで2026-09-15〜2026-10-15・18取引日-10.7%

この会社は、サイトの公開前にさかのぼって検出したものです。

発表後の反応が同じ「下がった」だった会社のこれまで

  • 1週間後:市場全体との差は平均 -4.8%、市場全体を上回ったのは 5件中 1件

うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。

用語

営業利益
本業で稼いだもうけ。売上から原価や人件費などの費用を引いたものです。
営業利益率
売上のうち、本業のもうけが何%残ったかを示す割合です。
通期予想
会社が1年間(この会社は11月〜翌年10月)の業績について出している見通しです。
期ずれ
売上や利益を計上する時期が、予定していた期間からずれることです。
インフラシェアリング
通信会社どうしが基地局などの設備を共同で使う仕組みです。
税引前利益
税金を引く前の最終的なもうけです。本業以外の損益も含みます。
新株予約権
決めた価格で会社の株を買える権利です。行使されると株式が増えます。

元の資料

資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-14 21:57(ルール v0.1)