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2026-09-28 16:00 発表・第2四半期累計

NaITO7624

中間期の本業のもうけが約4倍、利益率も改善

検出の強さ (理由の重みの合計 4。売買のおすすめ度ではありません)

NaITOの2026年3〜8月の売上高は256.4億円で、前年同期より18.1%増えました。営業利益(本業のもうけ)は2.1億円から8.2億円へ約4倍になり、営業利益率(売上のうち本業で残るもうけの割合)は1.0%から3.2%に上がりました。

1何が起きたか

前年同期今回変化
売上高217.1億円256.4億円+18.1%
営業利益本業のもうけ2.1億円8.2億円+296.6%
営業利益率売上のうち本業で残る割合1.0%3.2%+2.2pt
会社の通期営業利益予想
12.5億円
予想に対する進み具合
66%前年同時期 51%

2なぜ検出したのか

売上が約2割増えただけでなく、利益がそれを大きく上回って伸びています。売上総利益(売上から仕入れ原価を引いた利益)は25.98億円から34.21億円に増えた一方、販売費及び一般管理費(人件費や営業経費など)は23.91億円から26.00億円と小幅な増加で、増えた粗利の多くが営業利益として残りました。通期の営業利益予想12.5億円に対する進み具合も66%で、前年同時期の51%より高くなっています。

  • 利益率が改善+2

    第2四半期までの累計の営業利益率が 1.0% → 3.2%(+2.2ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。

  • 利益が売上より大きく伸びた+2

    売上 +18.1% に対して営業利益 +296.6%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。

会社の説明から読み取れる要因

  • 主力の切削工具メーカーが価格改定を行い、その前に買っておく動きが出て、切削工具の売上が29.3%増えました。
  • 中東情勢などによる供給不安から、早めに仕入れる需要が出ました。会社はこれを売上増の理由に挙げています。
  • 計測分野の売上も25.8%増えました。
  • 売上が増えるなか、販売費及び一般管理費の増加は約9%にとどまりました。

3市場はすでに気づいていないか

ある程度反応した発表後、市場全体より上がりました。変化の一部は株価に反映されたと考えられます。

市場全体(TOPIX)との差
発表直後の取引日2026-09-29(前の取引日の終値と比べて)+9.0%
発表後これまで2026-09-29〜2026-10-15・12取引日-1.1%
発表前の約1か月20取引日。発表前から期待されていたか+15.5%
発表直後の売買の量出来高。発表前20取引日の平均と比べて42.1倍
  • 発表前の約1か月で、すでに市場全体より 15% 上がっていました。良い決算が期待されていた可能性があります。
  • 発表直後の上昇は、その後に打ち消されています。
  • 発表直後の売買の量(出来高)は、ふだんの約42倍でした。注目が集まったことを示します。

「市場全体との差」は、この会社の株価の上がり下がり(%)から、同じ期間の TOPIX の上がり下がりを引いたものです。差がプラス10%以上なら「大きく反応」、3〜10%なら「ある程度反応」、±3%未満なら「反応は小さい」としています。株価の反応だけで、市場が気づいたかどうかを決めることはできません。目安として見てください。株価:Yahoo Finance(分割調整後の終値)、TOPIX は連動ETF(1306)で代用。

4予想が外れるとしたら

  • 価格改定や供給不安で前倒しになった需要の反動が出ると、下期の売上が伸びにくくなる可能性があります。
  • 切削工具の主原料タングステンの価格高騰や供給不安が続くと、商品の確保や仕入れ価格に影響が出る可能性があります。
  • 売上の約36%を占める産業機器・工作機械等は2.9%増にとどまり、設備投資の動きが弱まると業績の足を引っ張る可能性があります。
  • タイの関連会社では自動車関連の需要が減速していると説明されています。

反対材料・気をつける点

  • 会社自身が、売上増の理由として「需要の前倒し」を挙げています。一時的な押し上げが含まれている可能性があります。
  • 前年同期の営業利益率が1.0%と低かったため、増加率が大きく見えやすい面があります。利益率3.2%は水準としてはまだ高くありません。
  • 会社は同日に業績予想を修正していますが、材料に修正の内容がないため、今回の通期予想の数字が修正後のものかどうかは分かりません。

5何が起きたら見直すか

  • 次の四半期で切削工具の売上が前年を下回るなど、前倒し需要の反動が見えたとき。
  • 売上総利益率(売上に対する粗利の割合)が今回の水準から下がり、価格改定による仕入れ値の上昇を販売価格に転嫁できていないと分かったとき。
  • 通期の業績予想が再び引き下げられたとき、または産業機器・工作機械等の売上が前年を下回ったとき。

6検出後の成績

市場全体(TOPIX)との差
1週間後発表の翌取引日(2026-09-29)の終値から-11.8%
これまで2026-09-29〜2026-10-15・11取引日-9.3%

この会社は、サイトの公開前にさかのぼって検出したものです。

発表後の反応が同じ「ある程度反応した」だった会社のこれまで

  • 1週間後:市場全体との差は平均 -3.8%、市場全体を上回ったのは 6件中 1件

うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。

用語

営業利益
本業で稼いだもうけ。売上から原価と販売・管理にかかる費用を引いたものです。
営業利益率
売上のうち、本業のもうけとして残る割合です。
中間期(第2四半期)
1年の決算期の前半6か月のことです。
需要の前倒し
値上げや品不足の前に、買い手が先に買っておくことです。先の分を先取りしているので、あとで売上が減ることがあります。
販売費及び一般管理費
商品を売るための人件費や広告費、事務所の費用などです。

元の資料

資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-14 21:57(ルール v0.1)