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2026-10-28 14:30 発表・第2四半期累計

日精線5659

中間期の営業利益が約1.6倍、通期予想も修正

日精線の決算・業績の変化をまとめて見る →決算の推移・業績予想の修正・検出後の成績を1ページに

検出の強さ (理由の重みの合計 4。売買のおすすめ度ではありません)

日精線の2026年4〜9月の売上高は251.4億円(前年同期比+11.9%)、営業利益(本業のもうけ)は18.5億円(同+55.2%)でした。半導体関連の超精密ガスフィルターの販売が大きく増え、ステンレス鋼線の販売数量も増えました。会社は通期の業績予想も修正しています。

1何が起きたか

前年同期今回変化
売上高224.8億円251.4億円+11.9%
営業利益本業のもうけ11.9億円18.5億円+55.2%
営業利益率売上のうち本業で残る割合5.3%7.4%+2.1pt
会社の通期営業利益予想
42.0億円
予想に対する進み具合
44%前年同時期 39%

2なぜ検出したのか

売上の伸び(+11.9%)より営業利益の伸び(+55.2%)のほうが大きく、営業利益率(売上に対する本業のもうけの割合)が5.3%から7.4%に上がりました。通期の営業利益予想42.0億円(修正後)に対する進み具合も44%と、前年同時期の39%を上回っています。

  • 利益率が改善+2

    第2四半期までの累計の営業利益率が 5.3% → 7.4%(+2.1ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。

  • 利益が売上より大きく伸びた+2

    売上 +11.9% に対して営業利益 +55.2%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。

会社の説明から読み取れる要因

  • 半導体関連の超精密ガスフィルター(NASclean)の売上が37.3億円(+69.5%)と大幅に増え、金属繊維部門全体では54.8億円(+45.4%)になりました。
  • ステンレス鋼線は、自動車や半導体製造装置向けのボルト用材、ばね用材が堅調で、販売数量が月当たり2,931トン(+1.1%)と増えました。
  • ナスロンフィルターも光学・工業用PETフィルム向けなどが堅調で、売上は17.5億円(+11.6%)でした。

3市場はすでに気づいていないか

反応は小さい発表後の値動きは市場全体とほぼ同じでした。業績の変化が、まだ十分には株価に反映されていない可能性があります(市場が別の点を気にしている可能性もあります)。

市場全体(TOPIX)との差
発表直後の取引日2026-10-28(前の取引日の終値と比べて)+1.5%
発表後これまで2026-10-28〜2026-10-29・2取引日+7.3%
発表前の約1か月20取引日。発表前から期待されていたか-8.9%
発表直後の売買の量出来高。発表前20取引日の平均と比べて10.3倍
  • 発表直後の売買の量(出来高)は、ふだんの約10倍でした。注目が集まったことを示します。

「市場全体との差」は、この会社の株価の上がり下がり(%)から、同じ期間の TOPIX の上がり下がりを引いたものです。差がプラス10%以上なら「大きく反応」、3〜10%なら「ある程度反応」、±3%未満なら「反応は小さい」としています。株価の反応だけで、市場が気づいたかどうかを決めることはできません。目安として見てください。株価:Yahoo Finance(分割調整後の終値)、TOPIX は連動ETF(1306)で代用。

4予想が外れるとしたら

  • 半導体関連の需要が弱まると、大きく伸びた超精密ガスフィルターの売上が続かない可能性があります。
  • 国内の住宅着工件数の低調で建築・土木向けのねじ用材が弱く、太陽光発電パネル向けの極細線も低調です。これらが長引くと全体の重しになります。
  • 会社は、世界情勢や米国の通商政策、円安・金利・原油価格などで景気の先行きが不透明だと説明しています。
  • 通期予想は今後の状況で変わることがあり、実際の業績は予想と異なる可能性があります。

反対材料・気をつける点

  • 経常利益には為替差益(4,700万円)や環境対策引当金戻入額(2,900万円)などの営業外収益が含まれ、前年より増えています。ただし営業利益の増加が主な要因です。
  • 営業活動によるキャッシュ・フローの増加には、仕入債務(買掛金など)の増加や法人税等の支払額が少なかったことも影響しています。支払いのタイミングによる面もあり、すべてが稼ぐ力の向上とは言えません。
  • ステンレス鋼線の売上は+5.1%にとどまり、伸びの中心は金属繊維部門です。特定の分野に伸びが偏っています。

5何が起きたら見直すか

  • 半導体関連向けフィルターの売上が、次の四半期以降に前年を下回るようになったとき。
  • 営業利益率が今回の7.4%から再び下がり、通期予想に対する進み具合が前年を下回るようになったとき。
  • 会社が通期の業績予想を再び下方に修正したとき。

6検出後の成績

記録を始めたところ 発表の翌取引日の終値を起点に、1週間・1か月・3か月・6か月・1年後の成績(市場全体との差)を記録します。

発表後の反応が同じ「反応は小さい」だった会社のこれまで

  • 1週間後:市場全体との差は平均 +0.0%、市場全体を上回ったのは 27件中 15件

うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。

関連する会社

「利益率が改善」でも検出された会社

  • ダイハツインフィ(6023)2026-10-28・中間期の本業のもうけが約1.7倍に増えた
  • コニシ(4956)2026-10-28・中間期の本業のもうけが約1.6倍、利益率も改善
  • エスティック(6161)2026-10-29・中間期の本業のもうけが65%増え、利益率は24.8%に
  • 第一工業(4461)2026-10-29・本業のもうけが2倍超に。通期予想の69%に到達
  • 日鋳造(5609)2026-10-27・素形材が好調で中間期の営業利益が約8倍に

ほか134社を見る

「利益が売上より大きく伸びた」でも検出された会社

  • トーメンデバ(2737)2026-10-28・メモリ販売が急増し、中間期の利益が約4.6倍に
  • 大倉工(4221)2026-10-29・大倉工、累計の営業利益が約2倍で通期予想を超過
  • ヒロセ通商(7185)2026-10-29・中間期の本業のもうけが約2.5倍に増加
  • キーエンス(6861)2026-10-29・中間期の営業利益が5割増、利益率も5.6pt改善
  • 武田薬(4502)2026-10-29・円安と費用減で中間期の営業利益が6割増

ほか112社を見る

同じ日(2026-10-28)の決算で検出された会社

この日はほかにも3社を検出しています(検出一覧)。

2026年10月28日(水)に決算を発表した会社すべて(検出しなかった会社の増益・減益も)

発表後の株価の反応が「反応は小さい」だった会社の一覧:反応は小さい

用語

営業利益
本業で稼いだもうけ。売上から原価や販売・管理にかかる費用を引いたものです。
営業利益率
売上のうち、本業のもうけが何%かを示す割合です。高いほど効率よく稼いでいます。
経常利益
本業に加え、受取利息や為替差益などの本業以外の収支も含めたもうけです。
営業活動によるキャッシュ・フロー
本業の活動で実際に増減した現金の動きです。
通期予想の進み具合
会社の1年間の予想に対し、半年間でどれだけ達成したかの割合です。

元の資料

言葉の意味は決算の用語集にもまとめています。資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-28 20:30(ルール v0.1)

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