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2026-10-28 15:30 発表・第2四半期累計
アドバンテス6857
アドバンテスト、中間期で利益ほぼ倍増し通期予想も上方修正
アドバンテスの決算・業績の変化をまとめて見る →決算の推移・業績予想の修正・検出後の成績を1ページに
検出の強さ (理由の重みの合計 5。売買のおすすめ度ではありません)
アドバンテスト(半導体テスタの会社)の2026年4〜9月の売上高は8,452億円(前年同期比+60.5%)、営業利益(本業のもうけ)は4,568億円(同+96.5%)でした。売上の伸び以上に利益が増え、営業利益率(売上のうち本業のもうけが占める割合)は44.1%から54.0%に上がりました。会社は通期の営業利益予想を8,460億円から9,670億円へ引き上げています。
1何が起きたか
| 前年同期 | 今回 | 変化 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 5,267億円 | 8,452億円 | +60.5% |
| 営業利益本業のもうけ | 2,324億円 | 4,568億円 | +96.5% |
| 営業利益率売上のうち本業で残る割合 | 44.1% | 54.0% | +9.9pt |
- 会社の通期営業利益予想
- 9,670億円
- 予想に対する進み具合
- 47%前年同時期 47%
2なぜ検出したのか
売上が増えただけでなく、売上の伸びを上回って営業利益が増えており、稼ぐ効率が上がっていることが検出の理由です。通期予想に対する営業利益の進み具合は47%で、前年同時期(47%)と同じ水準です。ただし、この予想は今回引き上げ後の数字なので、進み具合の比較には注意が必要です。
- 利益率が改善+3
第2四半期までの累計の営業利益率が 44.1% → 54.0%(+9.9ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。
- 利益が売上より大きく伸びた+2
売上 +60.5% に対して営業利益 +96.5%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。
会社の説明から読み取れる要因
- AI関連の高性能半導体の生産数量が増え、テスタ(半導体の検査装置)に対する顧客の設備投資が続いたと会社は説明しています。
- SoCテストシステムでは、AI向け半導体の増産と複雑化が売上を押し上げました。メモリテストシステムでもDRAM向けなどが伸びています。
- 会社は売上ミックスの良化(利益の出やすい製品の比率の変化)も営業利益の伸びの理由に挙げています。
- 対米ドルでの円安(平均160円、前年同期146円)も業績に寄与したと説明しています。海外売上比率は99.4%です。
3市場はすでに気づいていないか
ある程度反応した発表後、市場全体より上がりました。変化の一部は株価に反映されたと考えられます。
| 市場全体(TOPIX)との差 | |
|---|---|
| 発表直後の取引日2026-10-29(前の取引日の終値と比べて) | +5.7% |
| 発表後これまで2026-10-29〜2026-10-29・1取引日 | +5.7% |
| 発表前の約1か月20取引日。発表前から期待されていたか | +4.3% |
| 発表直後の売買の量出来高。発表前20取引日の平均と比べて | 1.6倍 |
「市場全体との差」は、この会社の株価の上がり下がり(%)から、同じ期間の TOPIX の上がり下がりを引いたものです。差がプラス10%以上なら「大きく反応」、3〜10%なら「ある程度反応」、±3%未満なら「反応は小さい」としています。株価の反応だけで、市場が気づいたかどうかを決めることはできません。目安として見てください。株価:Yahoo Finance(分割調整後の終値)、TOPIX は連動ETF(1306)で代用。
4予想が外れるとしたら
- 予想の前提の下期為替レートは米ドル150円で、今期上期の平均160円より円高です。為替が想定より円高に動くと、円換算の売上や利益が予想を下回る可能性があります。
- AI関連投資の拡大が続くことが前提です。顧客の設備投資の勢いが変われば、テスタの需要や売上が変わる可能性があります。
- 会社は中東情勢などで物流コストを含む一部のコスト増を見込んでおり、直接的な影響は限定的としつつも、コストが想定以上に増えれば利益を圧迫するおそれがあります。
- 棚卸資産(在庫)が上期に1,195億円増えています。生産能力の拡大を急ぐ中で、部品の調達や生産が想定どおり進まなければ出荷に影響する可能性があります。
反対材料・気をつける点
- 税引前中間利益は5,102億円で、営業利益より大きくなっています。投資有価証券の評価益を主因に金融収益約570億円が入ったためで、本業とは別の要因であり、毎回続くとは限りません。
- 営業利益の前年同期の比較では、サービス他部門の前年のセグメント利益に事業の一部譲渡益約25億円が含まれていました。今期との比較にはその差が出ています。
- 通期予想は上方修正されましたが、予想はあくまで会社の見通しで、実績が下回ることもあります。
5何が起きたら見直すか
- 次の四半期以降の決算で、売上の伸びが鈍る、または営業利益率が今回の54.0%を大きく下回ったとき。
- 為替が会社の想定(下期は米ドル150円)より大きく円高に進み、通期予想が再び修正されたとき。
- 会社が需要の見方(AI関連の設備投資やテスタ市場の規模)を弱める説明に変えたとき。
6検出後の成績
記録を始めたところ 発表の翌取引日の終値を起点に、1週間・1か月・3か月・6か月・1年後の成績(市場全体との差)を記録します。
発表後の反応が同じ「ある程度反応した」だった会社のこれまで
- 1週間後:市場全体との差は平均 -1.0%、市場全体を上回ったのは 22件中 11件
- 1か月後:市場全体との差は平均 -11.2%、市場全体を上回ったのは 5件中 0件
うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。
関連する会社
「利益率が改善」でも検出された会社
- ダイハツインフィ(6023)2026-10-28・中間期の本業のもうけが約1.7倍に増えた
- コニシ(4956)2026-10-28・中間期の本業のもうけが約1.6倍、利益率も改善
- エスティック(6161)2026-10-29・中間期の本業のもうけが65%増え、利益率は24.8%に
- 第一工業(4461)2026-10-29・本業のもうけが2倍超に。通期予想の69%に到達
- 日鋳造(5609)2026-10-27・素形材が好調で中間期の営業利益が約8倍に
「利益が売上より大きく伸びた」でも検出された会社
- トーメンデバ(2737)2026-10-28・メモリ販売が急増し、中間期の利益が約4.6倍に
- 大倉工(4221)2026-10-29・大倉工、累計の営業利益が約2倍で通期予想を超過
- ヒロセ通商(7185)2026-10-29・中間期の本業のもうけが約2.5倍に増加
- キーエンス(6861)2026-10-29・中間期の営業利益が5割増、利益率も5.6pt改善
- 武田薬(4502)2026-10-29・円安と費用減で中間期の営業利益が6割増
同じ日(2026-10-28)の決算で検出された会社
- イマジニア(4644)中間期の本業が黒字に転換、利益は大きく増加
- 北陸電工(1930)中間期の本業のもうけが2.5倍に増えた
- ゴールドクレ(8871)中間期の本業のもうけが約1.8倍、利益率も大幅改善
- さくらインターネット(3778)GPU事業が伸び、赤字から黒字に転換
- 東エレデバ(2760)売上3割増、本業のもうけは2倍超に
- 日精線(5659)中間期の営業利益が約1.6倍、通期予想も修正
この日はほかにも3社を検出しています(検出一覧)。
2026年10月28日(水)に決算を発表した会社すべて(検出しなかった会社の増益・減益も)
発表後の株価の反応が「ある程度反応した」だった会社の一覧:ある程度反応した
用語
元の資料
- 2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)2026-10-28 15:30
言葉の意味は決算の用語集にもまとめています。資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-28 20:30(ルール v0.1)
検出理由・株価の反応ごとに見る
- 利益率が改善140社
- 利益が売上より大きく伸びた118社
- 会社予想に対して進みが速い37社
- 赤字から黒字に転換20社
- 来期も大きな増益を予想8社
- 予想を上方修正5社