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2026-10-29 11:30 発表・第2四半期累計
日ゼオン4205
中間期の本業のもうけが約1.6倍に増えました
日ゼオンの決算・業績の変化をまとめて見る →決算の推移・業績予想の修正・検出後の成績を1ページに
検出の強さ (理由の重みの合計 4。売買のおすすめ度ではありません)
2026年4〜9月の売上高は2,248.7億円(前年同期比+8.9%)でした。営業利益(本業のもうけ)は319.2億円で、前年の193.5億円から+64.9%増えました。会社は同じ日に通期(2027年3月期)の業績予想を修正しています。
1何が起きたか
| 前年同期 | 今回 | 変化 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,065億円 | 2,249億円 | +8.9% |
| 営業利益本業のもうけ | 193.5億円 | 319.2億円 | +64.9% |
| 営業利益率売上のうち本業で残る割合 | 9.4% | 14.2% | +4.8pt |
- 会社の通期営業利益予想
- 455.0億円
- 予想に対する進み具合
- 70%前年同時期 53%
2なぜ検出したのか
売上が約9%増えたのに対し、営業利益は約65%増えました。営業利益率(売上のうち本業のもうけが占める割合)も9.4%から14.2%に上がっています。通期の営業利益予想455.0億円に対する進み具合は70%で、前年同時期の53%を上回っています。ただし、修正前の予想は材料にないため、どれだけ上方に直したかは分かりません。
- 利益率が改善+2
第2四半期までの累計の営業利益率が 9.4% → 14.2%(+4.8ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。
- 利益が売上より大きく伸びた+2
売上 +8.9% に対して営業利益 +64.9%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。
会社の説明から読み取れる要因
- 原料価格などの上昇を反映した販売価格の改定が進みました。合成ゴム、化成品、化学品などで、売上と営業利益が前年を上回りました。
- 半導体向けの需要が好調でした。特殊溶剤、電子材料、半導体用途向けのシクロオレフィンポリマー(光学用の樹脂)の売上と営業利益が増えました。
- 電池材料は、欧州でのEV向け需要の増加と、AIデータセンター向けなどのESS(電力貯蔵システム)用電池の需要拡大を受けて、売上と営業利益が増えました。
- 「ZΣ運動」によるコスト削減と生産革新活動に取り組みました。販売費及び一般管理費は418.7億円で、前年の423.6億円からわずかに減っています。
3市場はすでに気づいていないか
反応は小さい発表後の値動きは市場全体とほぼ同じでした。業績の変化が、まだ十分には株価に反映されていない可能性があります(市場が別の点を気にしている可能性もあります)。
| 市場全体(TOPIX)との差 | |
|---|---|
| 発表直後の取引日2026-10-29(前の取引日の終値と比べて) | -1.1% |
| 発表後これまで2026-10-29〜2026-10-29・1取引日 | -1.1% |
| 発表前の約1か月20取引日。発表前から期待されていたか | -4.7% |
| 発表直後の売買の量出来高。発表前20取引日の平均と比べて | 4.6倍 |
- 発表直後の売買の量(出来高)は、ふだんの約5倍でした。注目が集まったことを示します。
「市場全体との差」は、この会社の株価の上がり下がり(%)から、同じ期間の TOPIX の上がり下がりを引いたものです。差がプラス10%以上なら「大きく反応」、3〜10%なら「ある程度反応」、±3%未満なら「反応は小さい」としています。株価の反応だけで、市場が気づいたかどうかを決めることはできません。目安として見てください。株価:Yahoo Finance(分割調整後の終値)、TOPIX は連動ETF(1306)で代用。
4予想が外れるとしたら
- 中東情勢の影響で主原料の調達に制約が出ており、生産や販売数量が下押しされる可能性があります。合成ゴムの販売数量はすでに前年を下回りました。
- 為替の円安が追い風になった面があります。為替の動きが変われば、利益への影響も変わる可能性があります。
- メモリ不足の影響でモバイル端末向け光学フィルムの出荷が減っています。この傾向が続けば、高機能材料の伸びが弱まるおそれがあります。
- 物価上昇が個人消費に及ぼす影響など、景気の先行きに不透明感があると会社自身が述べています。
反対材料・気をつける点
- 営業利益は大きく伸びましたが、中間純利益の伸びは+17.8%(222.1億円→262.7億円)にとどまります。前年は投資有価証券の売却益(168.5億円)が大きく、今年は56.6億円と小さかったためで、本業の伸びとは別の要因です。
- 営業利益の外にある受取保険金(13.2億円)や投資事業組合運用益(6.8億円)が、経常利益を押し上げています。本業の力を見るときは営業利益と分けて考える必要があります。
- 通期予想への進み具合が高いのは、下期に利益が減ることを織り込んでいる場合もあります。進み具合の数字だけでは、下期の動きは分かりません。
5何が起きたら見直すか
- 中東情勢などで原料の調達がさらに難しくなり、生産や販売数量が大きく落ちたとき
- 半導体向けや電池材料向けの需要が弱まり、高機能材料の営業利益(今回191.5億円)が伸びなくなったとき
- 次の四半期決算で通期予想がまた修正され、営業利益の見通しが下がったとき
6検出後の成績
記録を始めたところ 発表の翌取引日の終値を起点に、1週間・1か月・3か月・6か月・1年後の成績(市場全体との差)を記録します。
発表後の反応が同じ「反応は小さい」だった会社のこれまで
- 1週間後:市場全体との差は平均 +0.0%、市場全体を上回ったのは 27件中 15件
うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。
関連する会社
「利益率が改善」でも検出された会社
- 武田薬(4502)2026-10-29・円安と費用減で中間期の営業利益が6割増
- コナミグループ(9766)2026-10-29・コナミ、中間期の本業のもうけが73%増え過去最高
- イビデン(4062)2026-10-29・AI向け基板が好調で、本業のもうけが約1.8倍に
- 高度紙(3891)2026-10-29・中間期の本業のもうけが2倍超に増加
- アイザワ証G(8708)2026-10-29・本業が赤字から黒字に転換し増収
「利益が売上より大きく伸びた」でも検出された会社
- IRJapan HD(6035)2026-10-29・中間期の営業利益が約1.5倍、利益率も大きく改善
- 丸三証(8613)2026-10-29・中間期の本業のもうけが約1.9倍に増加
- 水戸証(8622)2026-10-29・手数料収入が増え、本業のもうけが2倍超に
- ルネサス(6723)2026-10-29・営業利益が約5.7倍に。ただし譲渡益を含む
- 菊水HD(6912)2026-10-29・中間期の売上と本業のもうけが大きく増加
同じ日(2026-10-29)の決算で検出された会社
- エスティック(6161)中間期の本業のもうけが65%増え、利益率は24.8%に
- 第一工業(4461)本業のもうけが2倍超に。通期予想の69%に到達
- 大倉工(4221)大倉工、累計の営業利益が約2倍で通期予想を超過
- ヒロセ通商(7185)中間期の本業のもうけが約2.5倍に増加
- キーエンス(6861)中間期の営業利益が5割増、利益率も5.6pt改善
- G-ドリコム(3793)本業が前年の赤字から黒字に転換した中間決算
この日はほかにも16社を検出しています(検出一覧)。
2026年10月29日(木)に決算を発表した会社すべて(検出しなかった会社の増益・減益も)
発表後の株価の反応が「反応は小さい」だった会社の一覧:反応は小さい
用語
元の資料
- 2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)2026-10-29 11:30
言葉の意味は決算の用語集にもまとめています。資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-29 20:32(ルール v0.1)
検出理由・株価の反応ごとに見る
- 利益率が改善140社
- 利益が売上より大きく伸びた118社
- 会社予想に対して進みが速い37社
- 赤字から黒字に転換20社
- 来期も大きな増益を予想8社
- 予想を上方修正5社