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2026-10-29 14:00 発表・第2四半期累計
第一工業4461
本業のもうけが2倍超に。通期予想の69%に到達
第一工業の決算・業績の変化をまとめて見る →決算の推移・業績予想の修正・検出後の成績を1ページに
検出の強さ (理由の重みの合計 7。売買のおすすめ度ではありません)
第一工業の2026年4〜9月の売上高は538.4億円(前年同期比+43.1%)、営業利益(本業のもうけ)は86.5億円(+123.7%)でした。ハイエンドサーバー向けの低誘電樹脂材料が国内外で大きく伸び、太陽電池向けの導電性ペーストなども増えました。売上以上に利益が増えたため、営業利益率(売上に対する本業のもうけの割合)は10.3%から16.1%に上がっています。
1何が起きたか
| 前年同期 | 今回 | 変化 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 376.1億円 | 538.4億円 | +43.1% |
| 営業利益本業のもうけ | 38.7億円 | 86.5億円 | +123.7% |
| 営業利益率売上のうち本業で残る割合 | 10.3% | 16.1% | +5.8pt |
- 会社の通期営業利益予想
- 125.0億円
- 予想に対する進み具合
- 69%前年同時期 38%
2なぜ検出したのか
売上が増えただけでなく、利益率も5.8ポイント上がり、売上の伸びを大きく上回って利益が増えました。また、通期の営業利益予想125.0億円に対し、半年で69%まで進みました(前年の同じ時期は38%)。会社は2026年7月29日公表の通期予想を変えていないため、予想が控えめだった可能性があります。ただし、会社が今後予想を修正するかどうかは、この材料からは分かりません。
- 利益率が改善+3
第2四半期までの累計の営業利益率が 10.3% → 16.1%(+5.8ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。
- 利益が売上より大きく伸びた+2
売上 +43.1% に対して営業利益 +123.7%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。
- 会社予想に対して進みが速い+2
通期の営業利益予想に対して 第2四半期までの累計で 69% まで達成(前年の同じ時期は 38%)。会社の予想が控えめで、あとから上方修正される可能性があります。
会社の説明から読み取れる要因
- 『電子・情報』で、ハイエンドサーバー向け低誘電樹脂材料が国内外で大きく伸びました(売上211.4億円、前年同期比+51.2%)。
- 『環境・エネルギー』で、太陽電池向けの高性能導電性ペースト、リチウムイオン電池向けの接着剤、モビリティ向けが伸びました(売上167.7億円、+79.7%)。
- 会社は、高付加価値品(値段が高く利益が出やすい製品)の売上増が営業利益を押し上げたと説明しています。
- 営業外では、前年にあった為替差損(約2.9億円)が、今期は為替差益(約1.4億円)に変わり、経常利益の伸びを後押ししました。
3市場はすでに気づいていないか
下がった業績の数字は良い方向に変わったのに、株価は市場全体より下がりました。市場は数字以外の点(今後の見通し・一時的な要因など)を気にした可能性があります。
| 市場全体(TOPIX)との差 | |
|---|---|
| 発表直後の取引日2026-10-29(前の取引日の終値と比べて) | -22.0% |
| 発表後これまで2026-10-29〜2026-10-29・1取引日 | -22.0% |
| 発表前の約1か月20取引日。発表前から期待されていたか | -2.8% |
| 発表直後の売買の量出来高。発表前20取引日の平均と比べて | 5.2倍 |
- 発表直後の売買の量(出来高)は、ふだんの約5倍でした。注目が集まったことを示します。
「市場全体との差」は、この会社の株価の上がり下がり(%)から、同じ期間の TOPIX の上がり下がりを引いたものです。差がプラス10%以上なら「大きく反応」、3〜10%なら「ある程度反応」、±3%未満なら「反応は小さい」としています。株価の反応だけで、市場が気づいたかどうかを決めることはできません。目安として見てください。株価:Yahoo Finance(分割調整後の終値)、TOPIX は連動ETF(1306)で代用。
4予想が外れるとしたら
- 残り半年は、中間期ほどの伸びが続かない可能性があります。通期予想の125.0億円は据え置かれており、下期の営業利益は38.5億円程度という計算になります。
- ハイエンドサーバー向けの需要が弱まったり、顧客の発注が減ったりすると、主力の伸びが鈍る可能性があります。
- 資源・原材料価格の高止まりが続くと、利益率が下がる可能性があります。
- 生産能力を増やす設備投資を決めており、需要が想定を下回ると、費用の負担が重くなるおそれがあります。
反対材料・気をつける点
- 半年の数字が通期予想の69%に達していても、会社は予想を据え置いています。上方修正されるとは限りません。
- 在庫(棚卸資産)が約28.7億円増え、設備の工事代金などの未払いも増えました。営業活動で得たお金は61.2億円ですが、在庫増と法人税の支払いで一部が減っています。
- ディスプレイ用途は、海外は大きく伸びた一方、国内は低調でした。会社全体の好調は、主に特定の用途に支えられています。
5何が起きたら見直すか
- 通期の業績予想が修正されたとき(上方でも下方でも、見方を見直す材料になります)
- 次の四半期で、ハイエンドサーバー向け低誘電樹脂材料の売上の伸びが大きく鈍ったとき
- 営業利益率が今回の16.1%から大きく下がったとき、または在庫がさらに増え続けるとき
6検出後の成績
記録を始めたところ 発表の翌取引日の終値を起点に、1週間・1か月・3か月・6か月・1年後の成績(市場全体との差)を記録します。
発表後の反応が同じ「下がった」だった会社のこれまで
- 1週間後:市場全体との差は平均 -2.8%、市場全体を上回ったのは 25件中 7件
うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。
関連する会社
「利益率が改善」でも検出された会社
- コナミグループ(9766)2026-10-29・コナミ、中間期の本業のもうけが73%増え過去最高
- イビデン(4062)2026-10-29・AI向け基板が好調で、本業のもうけが約1.8倍に
- 高度紙(3891)2026-10-29・中間期の本業のもうけが2倍超に増加
- アイザワ証G(8708)2026-10-29・本業が赤字から黒字に転換し増収
- IRJapan HD(6035)2026-10-29・中間期の営業利益が約1.5倍、利益率も大きく改善
「利益が売上より大きく伸びた」でも検出された会社
- 丸三証(8613)2026-10-29・中間期の本業のもうけが約1.9倍に増加
- 水戸証(8622)2026-10-29・手数料収入が増え、本業のもうけが2倍超に
- ルネサス(6723)2026-10-29・営業利益が約5.7倍に。ただし譲渡益を含む
- 菊水HD(6912)2026-10-29・中間期の売上と本業のもうけが大きく増加
- 富士電機(6504)2026-10-29・中間期の本業のもうけが約4割増え、通期予想も上方修正
「会社予想に対して進みが速い」でも検出された会社
- デコラックス(7950)2026-10-29・中間期の本業のもうけが25%増え、利益率も改善
- 野崎印(7919)2026-10-29・中間期の本業のもうけが前年の約2倍に増えた
- イマジニア(4644)2026-10-28・中間期の本業が黒字に転換、利益は大きく増加
- 北陸電工(1930)2026-10-28・中間期の本業のもうけが2.5倍に増えた
- トーメンデバ(2737)2026-10-28・メモリ販売が急増し、中間期の利益が約4.6倍に
同じ日(2026-10-29)の決算で検出された会社
- エスティック(6161)中間期の本業のもうけが65%増え、利益率は24.8%に
- 大倉工(4221)大倉工、累計の営業利益が約2倍で通期予想を超過
- ヒロセ通商(7185)中間期の本業のもうけが約2.5倍に増加
- キーエンス(6861)中間期の営業利益が5割増、利益率も5.6pt改善
- G-ドリコム(3793)本業が前年の赤字から黒字に転換した中間決算
- 武田薬(4502)円安と費用減で中間期の営業利益が6割増
この日はほかにも16社を検出しています(検出一覧)。
2026年10月29日(木)に決算を発表した会社すべて(検出しなかった会社の増益・減益も)
発表後の株価の反応が「下がった」だった会社の一覧:下がった
用語
元の資料
- 2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)2026-10-29 14:00
言葉の意味は決算の用語集にもまとめています。資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-29 20:32(ルール v0.1)
検出理由・株価の反応ごとに見る
- 利益率が改善140社
- 利益が売上より大きく伸びた118社
- 会社予想に対して進みが速い37社
- 赤字から黒字に転換20社
- 来期も大きな増益を予想8社
- 予想を上方修正5社