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2026-10-29 15:30 発表・第2四半期累計

武田薬4502

円安と費用減で中間期の営業利益が6割増

武田薬の決算・業績の変化をまとめて見る →決算の推移・業績予想の修正・検出後の成績を1ページに

検出の強さ (理由の重みの合計 5。売買のおすすめ度ではありません)

2027年3月期の中間期(4〜9月)は、売上収益が2兆4,070億円(+8.4%)、営業利益(本業のもうけ)が4,067億円(+60.4%)でした。売上の増加は主に円安の影響で、為替の影響を除いた比較では△1.0%の減収です。通期の営業利益予想は4,530億円に修正されており、中間期の時点で予想の90%まで進んでいます。

1何が起きたか

前年同期今回変化
売上高2兆2,195億円2兆4,070億円+8.4%
営業利益本業のもうけ2,536億円4,067億円+60.4%
営業利益率売上のうち本業で残る割合11.4%16.9%+5.5pt
会社の通期営業利益予想
4,530億円
予想に対する進み具合
90%

2なぜ検出したのか

売上が8.4%増えたのに対し、営業利益は60.4%増え、営業利益率(売上に対する本業のもうけの割合)も11.4%から16.9%に上がりました。「製品に係る無形資産償却費及び減損損失」が3,368億円から2,185億円へ約1,183億円減ったことが、利益の伸びに大きく効いています。

  • 利益率が改善+3

    第2四半期までの累計の営業利益率が 11.4% → 16.9%(+5.5ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。

  • 利益が売上より大きく伸びた+2

    売上 +8.4% に対して営業利益 +60.4%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。

会社の説明から読み取れる要因

  • 円安により、海外での売上が円換算で膨らみました。
  • 潰瘍性大腸炎・クローン病の治療剤ENTYVIOが5,417億円(+13.0%)となり、皮下注射製剤の伸びも支えました。
  • 製品に係る無形資産償却費及び減損損失(買収した製品の価値を費用にしていく分など)が、前年同期より35.1%減りました。
  • トリンテリックスの売上が、米国での価格面の好影響などで713億円(+25.2%)に増えました。

3市場はすでに気づいていないか

発表後の取引待ち 発表のあと、まだ取引が行われていません。次の取引日のあとに、株価の反応(TOPIX との差)を表示します。

4予想が外れるとしたら

  • 為替が円高に振れると、円換算の売上と利益が目減りする可能性があります。
  • 通期予想に対する進み具合が90%と高いため、下期の営業利益は予想上およそ460億円にとどまり、下期に費用が増えれば予想を下回る余地があります。
  • 米国の売上は為替の影響を除くと△5.4%で、需要や価格の動きによっては伸び悩むおそれがあります。

反対材料・気をつける点

  • 売上の増加は主に円安によるもので、為替の影響を除くと△1.0%の減収です。本業の販売が伸びたとは言い切れません。
  • 利益増の大きな理由は、償却費・減損損失の減少という費用面の要因です。売上の伸びによる改善とは性質が異なります。
  • 中間利益は+171.6%と大きく増えていますが、法人所得税費用が663億円から130億円に減った影響もあり、毎期続くとは限りません。

5何が起きたら見直すか

  • 為替が大きく円高に振れ、円換算の売上が減り始めたとき。
  • 次の四半期以降に、無形資産の償却費や減損損失が再び大きく増えたとき。
  • 為替の影響を除いた売上(CERベース)の減少が続き、主力製品の売上が落ち込んだとき。

6検出後の成績

記録を始めたところ 発表の翌取引日の終値を起点に、1週間・1か月・3か月・6か月・1年後の成績(市場全体との差)を記録します。

うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。

関連する会社

「利益率が改善」でも検出された会社

  • コナミグループ(9766)2026-10-29・コナミ、中間期の本業のもうけが73%増え過去最高
  • イビデン(4062)2026-10-29・AI向け基板が好調で、本業のもうけが約1.8倍に
  • 高度紙(3891)2026-10-29・中間期の本業のもうけが2倍超に増加
  • アイザワ証G(8708)2026-10-29・本業が赤字から黒字に転換し増収
  • IRJapan HD(6035)2026-10-29・中間期の営業利益が約1.5倍、利益率も大きく改善

ほか134社を見る

「利益が売上より大きく伸びた」でも検出された会社

  • 丸三証(8613)2026-10-29・中間期の本業のもうけが約1.9倍に増加
  • 水戸証(8622)2026-10-29・手数料収入が増え、本業のもうけが2倍超に
  • ルネサス(6723)2026-10-29・営業利益が約5.7倍に。ただし譲渡益を含む
  • 菊水HD(6912)2026-10-29・中間期の売上と本業のもうけが大きく増加
  • 富士電機(6504)2026-10-29・中間期の本業のもうけが約4割増え、通期予想も上方修正

ほか112社を見る

同じ日(2026-10-29)の決算で検出された会社

  • エスティック(6161)中間期の本業のもうけが65%増え、利益率は24.8%に
  • 第一工業(4461)本業のもうけが2倍超に。通期予想の69%に到達
  • 大倉工(4221)大倉工、累計の営業利益が約2倍で通期予想を超過
  • ヒロセ通商(7185)中間期の本業のもうけが約2.5倍に増加
  • キーエンス(6861)中間期の営業利益が5割増、利益率も5.6pt改善
  • G-ドリコム(3793)本業が前年の赤字から黒字に転換した中間決算

この日はほかにも16社を検出しています(検出一覧)。

2026年10月29日(木)に決算を発表した会社すべて(検出しなかった会社の増益・減益も)

用語

営業利益
本業で稼いだもうけのことです。
営業利益率
売上に対して、本業のもうけが何%あるかを示す割合です。
CERベース
為替レートの変動の影響を除いて比べた数字です。実力ベースの伸びを見るのに使います。
減損損失
買収した製品などの価値が下がったとき、その分を費用として計上するものです。
IFRS
国際的に使われる会計のルール(国際会計基準)です。

元の資料

言葉の意味は決算の用語集にもまとめています。資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-29 20:32(ルール v0.1)

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