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2026-10-29 09:00 発表・第3四半期累計

ルネサス6723

営業利益が約5.7倍に。ただし譲渡益を含む

ルネサスの決算・業績の変化をまとめて見る →決算の推移・業績予想の修正・検出後の成績を1ページに

検出の強さ (理由の重みの合計 5。売買のおすすめ度ではありません)

2026年1〜9月の売上は12,347億円(前年同期比+27.3%)、営業利益(本業のもうけ)は7,580億円(+466.0%)でした。ただし、この営業利益にはタイミング事業の譲渡に伴う譲渡益が含まれています。一時的な項目を除いた「Non-GAAP」の営業利益は4,087億円(+46.5%)で、こちらが日常の稼ぐ力に近い数字です。

1何が起きたか

前年同期今回変化
売上高9,697億円1兆2,347億円+27.3%
営業利益本業のもうけ1,339億円7,580億円+466.0%
営業利益率売上のうち本業で残る割合13.8%61.4%+47.6pt

2なぜ検出したのか

ルールは、営業利益率が13.8%から61.4%に上がり、利益の伸び(+466.0%)が売上の伸び(+27.3%)を大きく上回った点を検出しました。ただし、この急上昇の大部分は一時的な項目によるものと考えられます。一時的な項目を除いても、Non-GAAPの営業利益率は28.8%から33.7%へ改善しており、本業でも利益が伸びていることは確かです。

  • 利益率が改善+3

    第3四半期までの累計の営業利益率が 13.8% → 61.4%(+47.6ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。

  • 利益が売上より大きく伸びた+2

    売上 +27.3% に対して営業利益 +466.0%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。

会社の説明から読み取れる要因

  • 自動車向けと産業・インフラ・IoT向けの両方で、需要が増えたと会社は説明しています。
  • 昨年実施した流通在庫の調整(取引先の在庫を減らす動き)の反動で、売上が戻りました。
  • 産業・インフラ・IoT向けでは、データセンター向けの需要増と、産業・IoT向け市場の回復が売上を押し上げました(Non-GAAP売上+41.1%)。
  • 製品ミックスの改善(利益の出やすい製品の割合が増えること)と工場の稼働率の上昇で、売上総利益率が57.1%から58.9%に上がりました。

3市場はすでに気づいていないか

下がった業績の数字は良い方向に変わったのに、株価は市場全体より下がりました。市場は数字以外の点(今後の見通し・一時的な要因など)を気にした可能性があります。

市場全体(TOPIX)との差
発表直後の取引日2026-10-29(前の取引日の終値と比べて)-4.9%
発表後これまで2026-10-29〜2026-10-29・1取引日-4.9%
発表前の約1か月20取引日。発表前から期待されていたか-9.1%
発表直後の売買の量出来高。発表前20取引日の平均と比べて2.4倍

「市場全体との差」は、この会社の株価の上がり下がり(%)から、同じ期間の TOPIX の上がり下がりを引いたものです。差がプラス10%以上なら「大きく反応」、3〜10%なら「ある程度反応」、±3%未満なら「反応は小さい」としています。株価の反応だけで、市場が気づいたかどうかを決めることはできません。目安として見てください。株価:Yahoo Finance(分割調整後の終値)、TOPIX は連動ETF(1306)で代用。

4予想が外れるとしたら

  • データセンター向けなど特定の市場の需要が弱まると、産業・インフラ・IoT向けの伸びが続かない可能性があります。
  • 昨年の在庫調整の反動で売上が戻った面があり、反動が一巡すると伸びが落ち着く可能性があります。
  • 製品ミックスや工場の稼働率が悪化すると、利益率の改善が止まる可能性があります。
  • 今回の材料には通期の業績予想がなく、今後の見通しは確認できていません。

反対材料・気をつける点

  • IFRSの営業利益7,580億円には、タイミング事業の譲渡益が含まれます。調整項目(その他非経常的な項目)は前年の△325億円から+4,311億円に変わっており、これが利益率61.4%の大きな要因です。譲渡益は一度きりで、来期以降は同じ水準になりません。
  • 売上の12,347億円にも、会社が一時的と判断した売上(219億円)が含まれています。
  • タイミング事業は2026年7月1日に譲渡が完了しました。2026年2月以降のこの事業の業績はNon-GAAPから除かれており、今後はこの事業の売上や利益は入ってきません。

5何が起きたら見直すか

  • 次の四半期に、Non-GAAPの営業利益率が33.7%を大きく下回った場合。
  • データセンター向けや産業向けの需要が減ったと会社が説明した場合。
  • 譲渡益を除いた本業の営業利益が、前年同期を下回った場合。

6検出後の成績

記録を始めたところ 発表の翌取引日の終値を起点に、1週間・1か月・3か月・6か月・1年後の成績(市場全体との差)を記録します。

発表後の反応が同じ「下がった」だった会社のこれまで

  • 1週間後:市場全体との差は平均 -2.8%、市場全体を上回ったのは 25件中 7件

うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。

関連する会社

「利益率が改善」でも検出された会社

  • 武田薬(4502)2026-10-29・円安と費用減で中間期の営業利益が6割増
  • コナミグループ(9766)2026-10-29・コナミ、中間期の本業のもうけが73%増え過去最高
  • イビデン(4062)2026-10-29・AI向け基板が好調で、本業のもうけが約1.8倍に
  • 高度紙(3891)2026-10-29・中間期の本業のもうけが2倍超に増加
  • アイザワ証G(8708)2026-10-29・本業が赤字から黒字に転換し増収

ほか134社を見る

「利益が売上より大きく伸びた」でも検出された会社

  • IRJapan HD(6035)2026-10-29・中間期の営業利益が約1.5倍、利益率も大きく改善
  • 丸三証(8613)2026-10-29・中間期の本業のもうけが約1.9倍に増加
  • 水戸証(8622)2026-10-29・手数料収入が増え、本業のもうけが2倍超に
  • 菊水HD(6912)2026-10-29・中間期の売上と本業のもうけが大きく増加
  • 富士電機(6504)2026-10-29・中間期の本業のもうけが約4割増え、通期予想も上方修正

ほか112社を見る

同じ日(2026-10-29)の決算で検出された会社

  • エスティック(6161)中間期の本業のもうけが65%増え、利益率は24.8%に
  • 第一工業(4461)本業のもうけが2倍超に。通期予想の69%に到達
  • 大倉工(4221)大倉工、累計の営業利益が約2倍で通期予想を超過
  • ヒロセ通商(7185)中間期の本業のもうけが約2.5倍に増加
  • キーエンス(6861)中間期の営業利益が5割増、利益率も5.6pt改善
  • G-ドリコム(3793)本業が前年の赤字から黒字に転換した中間決算

この日はほかにも16社を検出しています(検出一覧)。

2026年10月29日(木)に決算を発表した会社すべて(検出しなかった会社の増益・減益も)

発表後の株価の反応が「下がった」だった会社の一覧:下がった

用語

営業利益
本業でどれだけもうけたかを示す利益です。
営業利益率
売上のうち、営業利益が何%を占めるかを示す割合です。
Non-GAAP
買収に伴う償却や一過性の利益・損失などを除いて、会社が日常の業績を見るために出す社内指標です。
IFRS
国際的な会計のルールです。このルールで計算した営業利益には、譲渡益のような一時的な利益も含まれます。
譲渡益
事業や資産を売って得た利益です。毎年入るものではない一時的な利益です。
製品ミックス
売っている製品の組み合わせのことです。利益の出やすい製品の割合が増えると、利益率が上がります。
稼働率
工場の設備がどれだけ使われているかの割合です。高いほど、製品1個あたりのコストが下がりやすくなります。

元の資料

言葉の意味は決算の用語集にもまとめています。資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-29 20:32(ルール v0.1)

検出理由・株価の反応ごとに見る

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