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2026-10-29 15:30 発表・第2四半期累計

アンリツ6754

アンリツの中間期、本業のもうけが約1.9倍に

アンリツの決算・業績の変化をまとめて見る →決算の推移・業績予想の修正・検出後の成績を1ページに

検出の強さ (理由の重みの合計 4。売買のおすすめ度ではありません)

アンリツの2027年3月期の中間期(4〜9月)は、売上が516.9億円から693.1億円へ34.1%増えました。本業のもうけである営業利益は50.3億円から95.5億円へ89.8%増え、営業利益率(売上のうち本業のもうけが占める割合)も9.7%から13.8%に上がっています。会社は通期の営業利益予想を220.0億円に修正しており、中間期時点の進み具合は43%(前年同時期は34%)です。

1何が起きたか

前年同期今回変化
売上高516.9億円693.1億円+34.1%
営業利益本業のもうけ50.3億円95.5億円+89.8%
営業利益率売上のうち本業で残る割合9.7%13.8%+4.0pt
会社の通期営業利益予想
220.0億円
予想に対する進み具合
43%前年同時期 34%

2なぜ検出したのか

売上の伸び(+34.1%)より営業利益の伸び(+89.8%)のほうが大きく、売上が増えた分以上にもうけが増えています。また、通期予想に対する進み具合が前年同時期より高いため、年間の見通しに対して順調な滑り出しといえます。ただし、これは決算の数字の話で、株価がどう反応するかは材料にないため分かりません。

  • 利益率が改善+2

    第2四半期までの累計の営業利益率が 9.7% → 13.8%(+4.0ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。

  • 利益が売上より大きく伸びた+2

    売上 +34.1% に対して営業利益 +89.8%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。

会社の説明から読み取れる要因

  • 通信計測事業で、AIの普及を背景にした光トランシーバー市場などデータセンター関連の需要が好調でした。売上は36.1%増、営業利益は120.2%増です。
  • 前年の米国関税政策の影響で延ばされていた顧客の投資が回復しました。
  • PQA事業(食品などの検査・選別機)では、食品メーカーの自動化・省人化の投資が続き、北米の食肉向けX線検査機の需要も好調で、営業利益は48.0%増でした。
  • 受注高が87,841百万円(59.6%増)と売上より大きく伸びており、受注残高も61,238百万円(63.1%増)に増えています。

3市場はすでに気づいていないか

発表後の取引待ち 発表のあと、まだ取引が行われていません。次の取引日のあとに、株価の反応(TOPIX との差)を表示します。

4予想が外れるとしたら

  • 通信計測事業は光トランシーバー向け計測器の需要に支えられているため、データセンター投資の動きが変われば、予想より伸びなくなる可能性があります。
  • 環境計測事業では、国内のEV・電池向け試験で顧客の投資の延びが続いており、回復が遅れると損失が続く可能性があります。
  • 米国の関税政策など、顧客の投資判断に影響する外部環境が変われば、前年のように投資が先送りされるおそれがあります。

反対材料・気をつける点

  • 環境計測事業は営業損失が12.6億円(前年は1.0億円の損失)に広がりました。高砂製作所ののれん(買収時に上乗せして払った分)の一部で、13.4億円の減損損失(資産の価値を切り下げて費用にすること)を計上したことが主な要因です。
  • 中間期の営業利益の増え方は大きいものの、環境計測事業の下方修正を含めて通期予想を見直しており、通期の予想が達成できるかは下期の動き次第です。
  • 営業活動によるキャッシュ・フローは88.4億円と前年並みで、フリー・キャッシュ・フロー(自由に使える現金の増減)は65.5億円と前年の71.3億円より減っています。利益の伸びほどには現金は増えていません。

5何が起きたら見直すか

  • 下期に通信計測事業の受注高や売上の伸びが鈍った場合は、データセンター関連の需要が続くという見方を見直す必要があります。
  • 環境計測事業でさらに減損や損失の拡大が出た場合は、通期の営業利益予想220.0億円の達成可能性を見直す必要があります。
  • 次の四半期決算で、通期予想に対する営業利益の進み具合が前年同時期を下回った場合は、今回の順調さの見方を見直す必要があります。

6検出後の成績

記録を始めたところ 発表の翌取引日の終値を起点に、1週間・1か月・3か月・6か月・1年後の成績(市場全体との差)を記録します。

うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。

関連する会社

「利益率が改善」でも検出された会社

  • 武田薬(4502)2026-10-29・円安と費用減で中間期の営業利益が6割増
  • コナミグループ(9766)2026-10-29・コナミ、中間期の本業のもうけが73%増え過去最高
  • イビデン(4062)2026-10-29・AI向け基板が好調で、本業のもうけが約1.8倍に
  • 高度紙(3891)2026-10-29・中間期の本業のもうけが2倍超に増加
  • アイザワ証G(8708)2026-10-29・本業が赤字から黒字に転換し増収

ほか134社を見る

「利益が売上より大きく伸びた」でも検出された会社

  • IRJapan HD(6035)2026-10-29・中間期の営業利益が約1.5倍、利益率も大きく改善
  • 丸三証(8613)2026-10-29・中間期の本業のもうけが約1.9倍に増加
  • 水戸証(8622)2026-10-29・手数料収入が増え、本業のもうけが2倍超に
  • ルネサス(6723)2026-10-29・営業利益が約5.7倍に。ただし譲渡益を含む
  • 菊水HD(6912)2026-10-29・中間期の売上と本業のもうけが大きく増加

ほか112社を見る

同じ日(2026-10-29)の決算で検出された会社

  • エスティック(6161)中間期の本業のもうけが65%増え、利益率は24.8%に
  • 第一工業(4461)本業のもうけが2倍超に。通期予想の69%に到達
  • 大倉工(4221)大倉工、累計の営業利益が約2倍で通期予想を超過
  • ヒロセ通商(7185)中間期の本業のもうけが約2.5倍に増加
  • キーエンス(6861)中間期の営業利益が5割増、利益率も5.6pt改善
  • G-ドリコム(3793)本業が前年の赤字から黒字に転換した中間決算

この日はほかにも16社を検出しています(検出一覧)。

2026年10月29日(木)に決算を発表した会社すべて(検出しなかった会社の増益・減益も)

用語

営業利益
本業で稼いだもうけ。売上から原価や販売費などを引いたものです。
営業利益率
売上のうち、本業のもうけが何%を占めるかを示す割合です。高いほど効率よく稼げていることを表します。
受注高・受注残高
受注高は期間中に新しく受けた注文の金額、受注残高はまだ納品や売上になっていない注文の残りです。
減損損失
買収した会社などの価値が当初の想定より下がったときに、その分を費用として計上するものです。現金が出ていくわけではありません。
フリー・キャッシュ・フロー
本業で得た現金から、設備などへの投資に使った現金を引いた、自由に使える現金の増減です。

元の資料

言葉の意味は決算の用語集にもまとめています。資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-29 20:32(ルール v0.1)

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