検出一覧 › 利益率が改善 › ファナック › 2026-10-23の決算
2026-10-23 15:30 発表・第2四半期累計
ファナック6954
ファナック、中間期の本業のもうけが約36%増
ファナックの決算・業績の変化をまとめて見る →決算の推移・業績予想の修正・検出後の成績を1ページに
検出の強さ (理由の重みの合計 4。売買のおすすめ度ではありません)
2026年4〜9月の売上高は4,737億円(前年同期比+16.2%)、営業利益(本業のもうけ)は1,166.6億円(+35.7%)でした。売上の伸び以上に利益が増え、営業利益率(売上のうち本業のもうけが占める割合)は21.1%から24.6%へ上がりました。会社は7月の通期予想を引き上げ、営業利益の予想を2,407億円としています。
1何が起きたか
| 前年同期 | 今回 | 変化 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,076億円 | 4,737億円 | +16.2% |
| 営業利益本業のもうけ | 859.6億円 | 1,167億円 | +35.7% |
| 営業利益率売上のうち本業で残る割合 | 21.1% | 24.6% | +3.5pt |
- 会社の通期営業利益予想
- 2,407億円
- 予想に対する進み具合
- 48%前年同時期 47%
2なぜ検出したのか
売上が増えただけでなく、売上のうち本業のもうけになる割合も上がったためです。売上総利益(売上から原価を引いた額)が1,556億円から1,937億円へ増える一方、販売費及び一般管理費(営業にかかる経費)は696億円から770億円への増加にとどまり、利益が大きく伸びました。通期予想に対する進み具合は48%で、前年同時期の47%とほぼ同じです。
- 利益率が改善+2
第2四半期までの累計の営業利益率が 21.1% → 24.6%(+3.5ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。
- 利益が売上より大きく伸びた+2
売上 +16.2% に対して営業利益 +35.7%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。
会社の説明から読み取れる要因
- FA部門(工場の機械を動かす制御装置CNCなど)の売上が+15.4%。中国やインドの需要が好調で、欧州にも回復の兆しがあったと会社は説明しています。
- ロボマシン部門(小型切削加工機・電動射出成形機・ワイヤ放電加工機)の売上が+31.2%と大きく伸びました。中国やインドでの需要が好調だったためです。
- ロボット部門の売上が+12.6%、サービス部門の売上が+12.7%。ロボット部門は米州・国内・中国の一般産業向けが好調でした。
- 売上の増加に比べて経費の増え方が小さく(約+11%)、利益率が上がりました。
3市場はすでに気づいていないか
反応は小さい発表後の値動きは市場全体とほぼ同じでした。業績の変化が、まだ十分には株価に反映されていない可能性があります(市場が別の点を気にしている可能性もあります)。
| 市場全体(TOPIX)との差 | |
|---|---|
| 発表直後の取引日2026-10-26(前の取引日の終値と比べて) | +0.4% |
| 発表後これまで2026-10-26〜2026-10-29・4取引日 | +2.5% |
| 発表前の約1か月20取引日。発表前から期待されていたか | -5.2% |
| 発表直後の売買の量出来高。発表前20取引日の平均と比べて | 2.8倍 |
「市場全体との差」は、この会社の株価の上がり下がり(%)から、同じ期間の TOPIX の上がり下がりを引いたものです。差がプラス10%以上なら「大きく反応」、3〜10%なら「ある程度反応」、±3%未満なら「反応は小さい」としています。株価の反応だけで、市場が気づいたかどうかを決めることはできません。目安として見てください。株価:Yahoo Finance(分割調整後の終値)、TOPIX は連動ETF(1306)で代用。
4予想が外れるとしたら
- 会社は地政学的リスク(国際情勢の緊張)による世界経済への影響を懸念しており、設備投資の需要が弱まれば売上が想定を下回る可能性があります。
- 中国向けの自動車産業は停滞したと説明されており、この分野の回復が遅れると影響が出るおそれがあります。
- 下期の為替は1ドル150円、1ユーロ175円を前提にしています。この前提と実際の為替が大きくずれると、円に換算した業績が変わる可能性があります。
反対材料・気をつける点
- 経常利益(本業に利息・配当・持分法の利益などを足した利益)は+38.1%と、営業利益より伸びています。持分法による投資利益(出資先の利益のうち持ち分)が147億円から230億円へ増えたことも押し上げており、本業だけの力ではありません。
- 仕掛品(作りかけの在庫)が増え、棚卸資産の増減は前年の資金の増加から減少に変わりました。投資活動では定期預金の預入が増え、自己株式の取得による支出も約500億円ありました。これらは現金の動きであり、利益そのものの良し悪しとは別です。
- 会社の説明には、需要が旺盛だった地域として中国やインドが多く出てきます。特定の地域の需要に左右される面があります。
5何が起きたら見直すか
- 次の四半期(10〜12月期)で営業利益率が24%台を保てず、再び21%前後に戻った場合。
- 会社が通期予想を再び変更し、下方修正になった場合。
- 中国やインド向けの工作機械・ロボマシンの受注や売上の説明が、好調から減速に変わった場合。
6検出後の成績
| 市場全体(TOPIX)との差 | |
|---|---|
| これまで2026-10-26〜2026-10-29・3取引日 | +2.1% |
発表後の反応が同じ「反応は小さい」だった会社のこれまで
- 1週間後:市場全体との差は平均 +0.0%、市場全体を上回ったのは 27件中 15件
うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。
関連する会社
「利益率が改善」でも検出された会社
- ディスコ(6146)2026-10-22・半導体装置のディスコ、中間期の本業のもうけが約1.5倍
- ブロンコB(3091)2026-10-22・ブロンコB、本業のもうけが約5割増えた
- G-令和AH(296A)2026-10-21・中間期は増収以上に大幅増益、利益率も36%に
- 太洋テクノレックス(6663)2026-10-26・累計の本業が黒字に転換、通期予想を超過
- コーエーテクモ(3635)2026-10-26・本業のもうけが5割近く増え、利益率も31.5%に
「利益が売上より大きく伸びた」でも検出された会社
- 日鋳造(5609)2026-10-27・素形材が好調で中間期の営業利益が約8倍に
- G-マクアケ(4479)2026-10-27・売上3割増、営業利益はほぼ2倍で初配当も決定
- G-リアルゲイト(5532)2026-10-27・営業利益が47%増で過去最高、来期も約4割増を予想
- テセック(6337)2026-10-27・ハンドラ好調で中間の営業利益が約4倍に
- 今村証券(7175)2026-10-27・今村証券の中間期、売上4割増で営業利益は2倍超に
同じ日(2026-10-23)の決算で検出された会社
- KOA(6999)中間期の本業のもうけが約2.9倍に増加
2026年10月23日(金)に決算を発表した会社すべて(検出しなかった会社の増益・減益も)
発表後の株価の反応が「反応は小さい」だった会社の一覧:反応は小さい
用語
- 営業利益
- 本業で稼いだもうけ。売上から原価と営業にかかる経費を引いたものです。
- 営業利益率
- 売上のうち、本業のもうけが占める割合です。高いほど効率よく稼いでいます。
- 経常利益
- 営業利益に、利息や配当などの本業以外の収支を加えた利益です。
- 持分法による投資利益
- 出資先の会社の利益のうち、自社の持ち分にあたる額を自社の利益として計上するものです。
- 自己株式の取得
- 会社が自分の株を市場などから買い戻すことです。
元の資料
- 2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)2026-10-23 15:30
言葉の意味は決算の用語集にもまとめています。資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-23 20:30(ルール v0.1)
検出理由・株価の反応ごとに見る
- 利益率が改善140社
- 利益が売上より大きく伸びた118社
- 会社予想に対して進みが速い37社
- 赤字から黒字に転換20社
- 来期も大きな増益を予想8社
- 予想を上方修正5社