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2026-10-29 15:30 発表・第3四半期累計
三菱鉛筆7976
本業のもうけが前年より約4割増えた
三菱鉛筆の決算・業績の変化をまとめて見る →決算の推移・業績予想の修正・検出後の成績を1ページに
検出の強さ (理由の重みの合計 4。売買のおすすめ度ではありません)
2026年1〜9月の売上高は698.2億円で前年同期より9.0%増え、営業利益(本業のもうけ)は90.8億円と38.7%増えました。売上の伸びより利益の伸びが大きく、営業利益率(売上に対する本業のもうけの割合)は10.2%から13.0%に上がりました。会社は通期の連結業績予想を変えていません。
1何が起きたか
| 前年同期 | 今回 | 変化 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 640.8億円 | 698.2億円 | +9.0% |
| 営業利益本業のもうけ | 65.5億円 | 90.8億円 | +38.7% |
| 営業利益率売上のうち本業で残る割合 | 10.2% | 13.0% | +2.8pt |
- 会社の通期営業利益予想
- 115.0億円
- 予想に対する進み具合
- 79%前年同時期 68%
2なぜ検出したのか
売上が増えただけでなく、売上の増え方以上に本業のもうけが増えているためです。通期の営業利益予想115.0億円に対する進み具合は79%で、前年同時期の68%より高くなっています。ただし、通期予想は7月30日に公表したままで、変更はありません。
- 利益率が改善+2
第3四半期までの累計の営業利益率が 10.2% → 13.0%(+2.8ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。
- 利益が売上より大きく伸びた+2
売上 +9.0% に対して営業利益 +38.7%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。
会社の説明から読み取れる要因
- 国内で「JETSTREAM」や「uniball ZENTO」のシリーズの販売が好調で、増収になりました。
- 海外でも主要な地域で増収になりました。米国では「uniball ZENTO」「JETSTREAM」、欧州ではuniballとLAMYブランド、アジアでは「uniball ZENTO」「JETSTREAM」の販売が伸びました。
- 売上総利益は324.3億円から356.3億円へ増え、販売費及び一般管理費(人件費や販促費などの経費)の増え方は小さく、利益が伸びました。
- 粘着テープ事業の食品向けや衛生用品向け、産業資材事業のカーボン材料などの売上も堅調でした。
3市場はすでに気づいていないか
発表後の取引待ち 発表のあと、まだ取引が行われていません。次の取引日のあとに、株価の反応(TOPIX との差)を表示します。
4予想が外れるとしたら
- 中東情勢による資源価格の高止まりや、原材料・物流コストの上昇が、今後の費用を押し上げる可能性があります。
- 為替相場や米国の通商政策の動向が、海外での売上や利益に影響する可能性があります。為替差損は今期も220百万円出ています。
- 会社は第4四半期の見通しを予想の範囲内としており、残りの3か月の売上や費用の動き次第で通期の結果は変わります。
- 新興企業の参入などで競争が激しくなり、販売の勢いが続かない可能性があります。
反対材料・気をつける点
- 決算短信では、デジタル化やAIの進展で事務用品としての筆記具の需要は縮小傾向にあるとされており、長い目で見た環境は厳しい面があります。
- 進み具合が高いのは今期の伸びが大きいためで、通期予想を据え置いている以上、第4四半期は例年より利益が小さくなる見込みとも読めます。この点について、材料からは理由は分かりません。
- 親会社株主に帰属する純利益は53.2%増ですが、経常利益より増え方が大きく、特別損益の差(前年は店舗閉鎖損失411百万円があった)も一部影響しています。
5何が起きたら見直すか
- 第4四半期の決算で、通期の営業利益が予想の115.0億円を大きく下回った場合は、見方を見直す必要があります。
- 原材料や物流のコストが上がり、営業利益率が13%台から下がり続ける場合は、利益率の改善が一時的だった可能性があります。
- 会社が通期の業績予想を下方修正した場合は、この見方を見直す必要があります。
6検出後の成績
記録を始めたところ 発表の翌取引日の終値を起点に、1週間・1か月・3か月・6か月・1年後の成績(市場全体との差)を記録します。
うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。
関連する会社
「利益率が改善」でも検出された会社
- 武田薬(4502)2026-10-29・円安と費用減で中間期の営業利益が6割増
- コナミグループ(9766)2026-10-29・コナミ、中間期の本業のもうけが73%増え過去最高
- イビデン(4062)2026-10-29・AI向け基板が好調で、本業のもうけが約1.8倍に
- 高度紙(3891)2026-10-29・中間期の本業のもうけが2倍超に増加
- アイザワ証G(8708)2026-10-29・本業が赤字から黒字に転換し増収
「利益が売上より大きく伸びた」でも検出された会社
- IRJapan HD(6035)2026-10-29・中間期の営業利益が約1.5倍、利益率も大きく改善
- 丸三証(8613)2026-10-29・中間期の本業のもうけが約1.9倍に増加
- 水戸証(8622)2026-10-29・手数料収入が増え、本業のもうけが2倍超に
- ルネサス(6723)2026-10-29・営業利益が約5.7倍に。ただし譲渡益を含む
- 菊水HD(6912)2026-10-29・中間期の売上と本業のもうけが大きく増加
同じ日(2026-10-29)の決算で検出された会社
- エスティック(6161)中間期の本業のもうけが65%増え、利益率は24.8%に
- 第一工業(4461)本業のもうけが2倍超に。通期予想の69%に到達
- 大倉工(4221)大倉工、累計の営業利益が約2倍で通期予想を超過
- ヒロセ通商(7185)中間期の本業のもうけが約2.5倍に増加
- キーエンス(6861)中間期の営業利益が5割増、利益率も5.6pt改善
- G-ドリコム(3793)本業が前年の赤字から黒字に転換した中間決算
この日はほかにも16社を検出しています(検出一覧)。
2026年10月29日(木)に決算を発表した会社すべて(検出しなかった会社の増益・減益も)
用語
- 営業利益
- 本業で稼いだもうけ。売上から原価と経費を引いたものです。
- 営業利益率
- 売上に対して営業利益がどれだけ残るかの割合。高いほど効率よく稼いでいます。
- 通期予想に対する進み具合
- 1年間の利益予想のうち、第3四半期までにどれだけ達成したかの割合です。
- 販売費及び一般管理費
- 商品を売るための費用や人件費など、原価以外の経費です。
- 為替差損
- 円と外貨の交換比率の変動で生じる損失です。
元の資料
- 2026年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2026-10-29 15:30
言葉の意味は決算の用語集にもまとめています。資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-29 20:32(ルール v0.1)
検出理由・株価の反応ごとに見る
- 利益率が改善140社
- 利益が売上より大きく伸びた118社
- 会社予想に対して進みが速い37社
- 赤字から黒字に転換20社
- 来期も大きな増益を予想8社
- 予想を上方修正5社