検出一覧 › 利益率が改善 › JPX › 2026-10-27の決算
2026-10-27 12:00 発表・第2四半期累計
JPX8697
JPX、中間期の営業利益が65%増で過去最高ペース
JPXの決算・業績の変化をまとめて見る →決算の推移・業績予想の修正・検出後の成績を1ページに
検出の強さ (理由の重みの合計 5。売買のおすすめ度ではありません)
日本取引所グループ(JPX)の2026年4〜9月の営業収益(売上)は1,310億円で、前年同期より46.7%増えました。営業利益(本業のもうけ)は846.7億円と65.1%増えています。売上が増えても費用の増え方は24.0%にとどまったため、売上に対する営業利益の割合(営業利益率)は57.4%から64.6%に上がりました。
1何が起きたか
| 前年同期 | 今回 | 変化 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 893.2億円 | 1,310億円 | +46.7% |
| 営業利益本業のもうけ | 512.8億円 | 846.7億円 | +65.1% |
| 営業利益率売上のうち本業で残る割合 | 57.4% | 64.6% | +7.2pt |
- 会社の通期営業利益予想
- 1,545億円
- 予想に対する進み具合
- 55%前年同時期 44%
2なぜ検出したのか
売上の伸び(+46.7%)より営業利益の伸び(+65.1%)の方が大きく、稼ぐ効率が上がった決算だからです。会社が出している通期の営業利益予想(1,545億円)に対し、半年で55%まで進んでおり、前年同時期の44%より早いペースです。ただし、予想は9月24日の修正から変更されていません。
- 利益率が改善+3
第2四半期までの累計の営業利益率が 57.4% → 64.6%(+7.2ポイント)。売上が増えたうえで、稼ぐ効率も上がっています。
- 利益が売上より大きく伸びた+2
売上 +46.7% に対して営業利益 +65.1%。売上の伸び以上に利益が増える状態です。
会社の説明から読み取れる要因
- 現物株の売買代金が前年同期を上回り、取引料が62.8%増(うち現物は74.3%増)になりました。
- 清算関連収益(取引の決済を引き受ける手数料など)が79.5%増の413.99億円になりました。
- 新規・追加上場料が55.0%増となり、上場関連収益も16.4%増えました。
- 相場情報料や指数ビジネスの収益が増え、情報関連収益は15.7%増になりました。
3市場はすでに気づいていないか
下がった業績の数字は良い方向に変わったのに、株価は市場全体より下がりました。市場は数字以外の点(今後の見通し・一時的な要因など)を気にした可能性があります。
| 市場全体(TOPIX)との差 | |
|---|---|
| 発表直後の取引日2026-10-27(前の取引日の終値と比べて) | -5.4% |
| 発表後これまで2026-10-27〜2026-10-29・3取引日 | -4.2% |
| 発表前の約1か月20取引日。発表前から期待されていたか | -1.5% |
| 発表直後の売買の量出来高。発表前20取引日の平均と比べて | 1.6倍 |
「市場全体との差」は、この会社の株価の上がり下がり(%)から、同じ期間の TOPIX の上がり下がりを引いたものです。差がプラス10%以上なら「大きく反応」、3〜10%なら「ある程度反応」、±3%未満なら「反応は小さい」としています。株価の反応だけで、市場が気づいたかどうかを決めることはできません。目安として見てください。株価:Yahoo Finance(分割調整後の終値)、TOPIX は連動ETF(1306)で代用。
4予想が外れるとしたら
- 会社の予想は、1日平均の株券等の売買代金が通期で11兆円などの前提で作られています。売買が前提より減ると、収益が予想を下回る可能性があります。
- 収益の中心は売買に応じた手数料のため、市場の取引が落ち着くと利益も大きく変わる可能性があります。
- 費用の増加ペースが速まると、利益率が下がる可能性があります。その他の営業費用はすでに73.3%増えています。
反対材料・気をつける点
- 収益の伸びの大きな部分は市場の取引量に左右されます。今回の増加が今後も続くかどうかは、材料からは分かりません。
- 営業利益には持分法による投資利益(関連会社のもうけの取り込み)1,480百万円が含まれています。前年同期の680百万円から増えていますが、本業の取引収益とは性質が異なります。
- 人件費(20.3%増)やその他の営業費用(73.3%増)の増加が目立ちます。今後も続くと利益率を押し下げる要因になります。
5何が起きたら見直すか
- 下期に株券等の1日平均売買代金が、会社の前提である11兆円を大きく下回る状態が続いたとき。
- 次の四半期以降に営業費用の増加率が収益の増加率を上回り、利益率が下がり始めたとき。
- 会社が通期の業績予想を再び修正したとき(上方でも下方でも、見方を見直す材料になります)。
6検出後の成績
| 市場全体(TOPIX)との差 | |
|---|---|
| これまで2026-10-28〜2026-10-29・1取引日 | +1.2% |
発表後の反応が同じ「下がった」だった会社のこれまで
- 1週間後:市場全体との差は平均 -2.8%、市場全体を上回ったのは 25件中 7件
うまくいかなかった例も含めた記録は成績のページにあります。記録開始:2026-10-14。過去の成績は、これからの成績を約束するものではありません。
関連する会社
「利益率が改善」でも検出された会社
- SBIGアセットM(4765)2026-10-27・統合効果で売上3.7倍、営業利益4.6倍
- MARUWA(5344)2026-10-27・中間期の利益が6割増え、過去最高を更新
- イマジニア(4644)2026-10-28・中間期の本業が黒字に転換、利益は大きく増加
- 太洋テクノレックス(6663)2026-10-26・累計の本業が黒字に転換、通期予想を超過
- 北陸電工(1930)2026-10-28・中間期の本業のもうけが2.5倍に増えた
「利益が売上より大きく伸びた」でも検出された会社
- カプコン(9697)2026-10-27・カプコン中間期、売上・利益ともに大幅増で過去最高水準
- アドバンテス(6857)2026-10-28・アドバンテスト、中間期で利益ほぼ倍増し通期予想も上方修正
- ゴールドクレ(8871)2026-10-28・中間期の本業のもうけが約1.8倍、利益率も大幅改善
- コーエーテクモ(3635)2026-10-26・本業のもうけが5割近く増え、利益率も31.5%に
- 東エレデバ(2760)2026-10-28・売上3割増、本業のもうけは2倍超に
同じ日(2026-10-27)の決算で検出された会社
- 日鋳造(5609)素形材が好調で中間期の営業利益が約8倍に
- G-マクアケ(4479)売上3割増、営業利益はほぼ2倍で初配当も決定
- G-リアルゲイト(5532)営業利益が47%増で過去最高、来期も約4割増を予想
- テセック(6337)ハンドラ好調で中間の営業利益が約4倍に
- 今村証券(7175)今村証券の中間期、売上4割増で営業利益は2倍超に
- エスコン(8892)不動産の売却が進み、中間期の営業利益が2倍に
この日はほかにも3社を検出しています(検出一覧)。
2026年10月27日(火)に決算を発表した会社すべて(検出しなかった会社の増益・減益も)
発表後の株価の反応が「下がった」だった会社の一覧:下がった
用語
- 営業収益
- JPXの売上にあたるもので、取引手数料や上場料、情報の提供料などの合計です。
- 営業利益
- 本業で稼いだもうけ。営業収益から営業費用を引き、持分法による投資利益を加えた金額です。
- 営業利益率
- 売上のうち、本業のもうけが何%かを示す割合です。高いほど効率よく稼いでいます。
- 清算関連収益
- 取引が成立したあと、買い手と売り手の間に入って決済を引き受ける仕事で受け取る手数料などです。
- 持分法による投資利益
- 出資している関連会社のもうけのうち、自社の持ち分にあたる額を自社の利益に取り込んだものです。
元の資料
- 2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)2026-10-27 12:00
言葉の意味は決算の用語集にもまとめています。資料は TDnet にあり、掲載は発表から約1か月です。説明文は AI が会社の資料をもとに作成しました(作成済み)。検出:2026-10-27 20:30(ルール v0.1)
検出理由・株価の反応ごとに見る
- 利益率が改善140社
- 利益が売上より大きく伸びた118社
- 会社予想に対して進みが速い37社
- 赤字から黒字に転換20社
- 来期も大きな増益を予想8社
- 予想を上方修正5社