進捗率の目安:第1・第2・第3四半期で何%なら順調か
進捗率は「会社が立てた1年の予想に対して、いまどこまで来たか」を表す割合です。よく言われる目安は、第1四半期(3か月)で25%、中間期(6か月)で50%、第3四半期(9か月)で75%。ただ、実際の決算を並べてみると、目安ちょうどの会社ばかりではありません。直近の決算短信 537社の営業利益の進捗率で、目安との関係を確かめます。
1進捗率の計算
進捗率 = 今回の決算までの累計の利益 ÷ 会社の通期(1年)の予想 × 100
たとえば通期の営業利益予想が10億円で、中間期(6か月)までの営業利益が6億円なら、進捗率は60%です。売上・営業利益・純利益のどれでも計算できますが、本業の調子を見るなら営業利益がよく使われます。kabuscope も営業利益で計算しています。
四半期の決算短信の数字は、その3か月だけでなく、年度の始めからの累計です。だから、第1四半期は3か月分、中間期は6か月分、第3四半期は9か月分を、1年分の予想と比べることになります。
2実際の進捗率の分布
2026-09-14〜2026-10-29に発表された決算短信のうち、営業利益が黒字で、会社が通期の営業利益予想(黒字)を出している会社の進捗率です。
| 会社の数 | 目安 | 中央値 | 真ん中の半分 | 目安以上 | 100%以上 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1四半期 | 79社 | 25% | 22.1% | 14.5%〜27.9% | 31社(39%) | 0社 |
| 中間期(第2四半期) | 364社 | 50% | 48.9% | 39.8%〜59.0% | 165社(45%) | 13社 |
| 第3四半期 | 94社 | 75% | 79.4% | 71.0%〜90.8% | 59社(63%) | 14社 |
「真ん中の半分」は、進捗率の低いほうから25%目〜75%目の会社の範囲です。
- 中央値は、第1四半期 22.1%・中間期 48.9%・第3四半期 79.4%で、第1四半期は目安の25%より低め、中間期はほぼ目安どおりでした。
- 目安ちょうどの会社は少なく、会社によって大きくばらつきます。中間期でも、真ん中の半分の会社が 39.8%〜59.0% に散らばっています。
- 第3四半期の時点で、すでに通期の予想を超えた(100%以上)会社が 14社ありました。予想を据え置いたままのことも多く、あとで上方修正が出ることがあります。
中間期の進捗率の分かれ方(364社)
| 進捗率 | 会社の数 |
|---|---|
| 35%未満 | 69社(19%) |
| 35〜50% | 130社(36%) |
| 50〜65% | 103社(28%) |
| 65〜100% | 49社(13%) |
| 100%以上(予想を超えた) | 13社(4%) |
第3四半期の進捗率の分かれ方(94社)
| 進捗率 | 会社の数 |
|---|---|
| 60%未満 | 17社(18%) |
| 60〜75% | 18社(19%) |
| 75〜90% | 33社(35%) |
| 90〜100% | 12社(13%) |
| 100%以上(予想を超えた) | 14社(15%) |
3目安どおりにならない理由:季節のくせ
多くの会社で、もうけは1年の中で均等ではありません。たとえば、年度末に工事の引き渡しやシステムの納品が集まる会社、冬にもうけが集中する暖房・衣料品の会社、年度の後半に広告費を多く使う会社などです。こうした会社では、進捗率が毎年同じように低め(または高め)に出ます。
だから、目安の25%・50%・75%と比べるよりも、同じ会社の前の年の同じ時期の進捗率と比べるほうが確かです。前の年の進捗率は、前年同期の累計の利益 ÷ 前の期の通期の実績 で計算できます。
この期間の中間期の決算では、前の年の同じ時期の進捗率の中央値が 47.3%、今回が 48.9%でした。前の年より15ポイント以上進みが速かった会社は 59社、15ポイント以上遅かった会社は 45社(比べられた 351社のうち)です。
4前の年より進みが速かった会社(実例)
通期の営業利益予想が10億円以上で、今回の決算で予想を変えていない会社のうち、前の年の同じ時期より進捗率が大きく上がった会社です。予想が控えめで、あとで上方修正される可能性がある一方、後半に費用が集まる計画のこともあります。
第1四半期
- ビーウィズ(9216):進捗率 29.9%(前の年の同じ時期 11.5%)、通期予想 16.0億円 2026-10-13発表・検出
- ジーデップアドバンス(5885):進捗率 32.0%(前の年の同じ時期 14.9%)、通期予想 12.7億円 2026-10-14発表・検出
- G-フロンティアI(7050):進捗率 26.6%(前の年の同じ時期 11.4%)、通期予想 21.1億円 2026-09-14発表・検出
- ダイコー通産(7673):進捗率 27.3%(前の年の同じ時期 18.0%)、通期予想 13.7億円 2026-10-09発表・検出
- CKD(6407):進捗率 28.2%(前の年の同じ時期 19.2%)、通期予想 285.0億円 2026-10-07発表・検出
中間期
- トーメンデバ(2737):進捗率 76.8%(前の年の同じ時期 43.5%)、通期予想 489.0億円 2026-10-28発表・検出
- 第一工業(4461):進捗率 69.2%(前の年の同じ時期 38.3%)、通期予想 125.0億円 2026-10-29発表・検出
- リソー教育G(4714):進捗率 57.8%(前の年の同じ時期 28.8%)、通期予想 28.8億円 2026-10-13発表・検出
- SE H&I(9478):進捗率 68.4%(前の年の同じ時期 40.6%)、通期予想 11.0億円 2026-10-22発表
- 北陸電工(1930):進捗率 51.8%(前の年の同じ時期 24.7%)、通期予想 60.0億円 2026-10-28発表・検出
第3四半期
- ファーストブラザーズ(3454):進捗率 70.8%(前の年の同じ時期 29.8%)、通期予想 41.5億円 2026-10-09発表・検出
- 大倉工(4221):進捗率 105.3%(前の年の同じ時期 75.7%)、通期予想 85.0億円 2026-10-29発表・検出
- G-note(5243):進捗率 77.2%(前の年の同じ時期 49.6%)、通期予想 11.0億円 2026-10-06発表・検出
- サーラ(2734):進捗率 104.7%(前の年の同じ時期 82.5%)、通期予想 78.0億円 2026-10-06発表
- アメイズ(6076):進捗率 85.3%(前の年の同じ時期 70.2%)、通期予想 38.0億円 2026-10-13発表・検出
5売上の進捗率と利益の進捗率は違う
進捗率は売上でも計算できます。売上の進捗率が目安どおりでも、利益の進捗率は大きくずれることがあります。会社が「後半に広告費や人件費を多く使う」「利益率の高い案件が前半に集まった」といった計画を立てていると、売上と利益で1年の中の出方が違うからです。
| 会社の数 | 売上の進捗率(中央値) | 営業利益の進捗率(中央値) | 利益が売上より10ポイント以上先行 | 利益が売上より10ポイント以上遅れ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1四半期 | 79社 | 23.4% | 22.1% | 10社(13%) | 14社(18%) |
| 中間期 | 362社 | 48.9% | 48.9% | 87社(24%) | 72社(20%) |
| 第3四半期 | 94社 | 74.3% | 79.4% | 34社(36%) | 16社(17%) |
通期の売上予想と営業利益予想(黒字)の両方を出している会社だけで数えています。
- 中央値で見ると、売上と営業利益の進捗率は近い値になります。中間期は売上 48.9%・営業利益 48.9%でした。
- ただ、1社ずつ見ると、中間期で利益の進捗率が売上より10ポイント以上高い会社が 87社、10ポイント以上低い会社が 72社ありました(362社のうち)。
- 利益が先行しているときは、会社の予想が控えめな可能性と、後半に費用が集まる計画の可能性の両方があります。利益が遅れているときは、もうけが後半(年度末の引き渡し・繁忙期など)に集まる計画か、前半の費用が想定より重かったかです。どちらなのかは、決算短信の「業績予想などの将来予測情報に関する説明」で確かめます。
第1四半期で売上と利益の進捗率が大きくずれた会社
通期の営業利益予想が10億円以上の会社。
| 会社 | 売上の進捗率 | 営業利益の進捗率 | 通期の営業利益予想 |
|---|---|---|---|
| 三協立山(5932) | 24.9% | 66.0% | 40.0億円 |
| プロパスト(3236) | 34.9% | 72.5% | 35.5億円 |
| TAKARA&CO(7921) | 27.8% | 43.4% | 49.0億円 |
| ジーデップアドバンス(5885) | 17.4% | 32.0% | 12.7億円 |
| 前澤HD(575A) | 21.0% | 2.5% | 66.0億円 |
| パソナグループ(2168) | 24.4% | 6.2% | 15.0億円 |
| ファーマライズHD(2796) | 24.4% | 6.7% | 10.1億円 |
| 大黒天(2791) | 24.2% | 7.9% | 74.0億円 |
中間期で売上と利益の進捗率が大きくずれた会社
通期の営業利益予想が10億円以上の会社。
| 会社 | 売上の進捗率 | 営業利益の進捗率 | 通期の営業利益予想 |
|---|---|---|---|
| 北陸電力(9505) | 50.0% | 99.5% | 420.0億円(今回修正) |
| 松竹(9601) | 48.9% | 93.2% | 37.0億円 |
| 武田薬(4502) | 51.2% | 89.8% | 4,530億円(今回修正) |
| インターライフ(1418) | 56.8% | 90.1% | 13.5億円(今回修正) |
| ダブルエー(7683) | 44.9% | 0.3% | 15.0億円 |
| スターシーズ(3083) | 44.4% | 2.0% | 16.0億円 |
| 帝国ホテル(9708) | 45.6% | 5.4% | 24.0億円 |
| スタジオアリス(2305) | 43.2% | 3.9% | 24.5億円 |
第3四半期で売上と利益の進捗率が大きくずれた会社
通期の営業利益予想が10億円以上の会社。
6進捗率が100%を超えた会社(27社)
第1四半期〜第3四半期の決算の時点で、営業利益の累計がすでに通期の予想以上になっている会社です。残りの期間が赤字にならないかぎり、予想を上回って終わる計算です。それでも予想を変えない会社は多く、理由は「後半に大きな費用が出る見込み」「先行きが読めないので据え置く」などさまざまです。
| 会社 | 決算 | 進捗率 | 通期の営業利益予想 |
|---|---|---|---|
| 大倉工(4221) | 2026年12月期 第3四半期累計 2026-10-29発表 | 105.3% | 85.0億円 |
| 太洋テクノレックス(6663) | 2026年12月期 第3四半期累計 2026-10-26発表 | 114.9% | 1.2億円 |
| サーティワン(2268) | 2026年12月期 第3四半期累計 2026-10-23発表 | 110.1% | 28.3億円 |
| G-クリーマ(4017) | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) 2026-10-15発表 | 250.0% | 600万円 |
| G-コパ(7689) | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) 2026-10-15発表 | 1500.0% | 100万円 |
| マネーフォワード(3994) | 2026年11月期 第3四半期累計 2026-10-15発表 | 337.2% | -5.0億円〜15.0億円(幅のある予想。進捗率は真ん中で計算) |
| G-オンデック(7360) | 2026年11月期 第3四半期累計 2026-10-15発表 | 116.0% | 1.9億円 |
| ツインバード(6897) | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) 2026-10-14発表 | 116.0% | 1.0億円 |
| ライフフーズ(3065) | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) 2026-10-14発表 | 216.0% | 2,500万円 今回の決算で予想を修正 |
| アークコア(3384) | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) 2026-10-14発表 | 160.3% | 2.4億円 |
| A-フュージョン(3977) | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) 2026-10-14発表 | 369.7% | 3,300万円 |
| 丸東産(7894) | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) 2026-10-14発表 | 184.2% | 4.3億円 |
| セイヒョー(2872) | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) 2026-10-14発表 | 110.3% | 1.3億円 |
| GMOプライム(5250) | 2026年12月期 第3四半期累計 2026-10-14発表 | 108.6% | 7,000万円 |
| G-ELEMENTS(5246) | 2026年11月期 第3四半期累計 2026-10-14発表 | 114.2% | 4.0億円 今回の決算で予想を修正 |
| ジュンテンド(9835) | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) 2026-10-09発表 | 228.1% | 4.2億円 |
| チヨダ(8185) | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) 2026-10-09発表 | 121.1% | 4.6億円 今回の決算で予想を修正 |
| 北興化(4992) | 2026年11月期 第3四半期累計 2026-10-09発表 | 104.0% | 52.0億円 |
| サンケイ化(4995) | 2026年11月期 第3四半期累計 2026-10-08発表 | 181.3% | 1.8億円 |
| 川口化(4361) | 2026年11月期 第3四半期累計 2026-10-08発表 | 100.0% | 5.0億円 今回の決算で予想を修正 |
| サーラ(2734) | 2026年11月期 第3四半期累計 2026-10-06発表 | 104.7% | 78.0億円 |
| きょくと(2300) | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) 2026-10-05発表 | 247.0% | 1.0億円 |
| G-スローガン(9253) | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) 2026-09-29発表 | 113.2% | 3.0億円 |
| セキチュー(9976) | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) 2026-09-29発表 | 106.2% | 6.0億円 今回の決算で予想を修正 |
| アートグリーン(3419) | 2026年10月期 第3四半期累計 2026-09-14発表 | 152.2% | 2,300万円 |
| CAICA D(2315) | 2026年10月期 第3四半期累計 2026-09-14発表 | 103.7% | 1.1億円 |
| 多摩川HD(6838) | 2026年10月期 第3四半期累計 2026-09-14発表 | 113.2% | 8.2億円 |
- 27社のうち、その決算で予想を修正していた会社は 5社です。修正したあとの予想でも、すでに100%以上になっています。
- 通期の予想がもともと小さい会社(数千万円など)は、少しの利益の差で進捗率が何倍にもなります。率だけでなく、予想の金額も見てください。
7上方修正した会社は、修正前の予想に対して何%進んでいたか
「進捗率が何%なら上方修正されるのか」は、決まった線があるわけではありません。決算と同じ日に通期の業績予想を修正し、修正前と修正後の数字を読めた会社(14社)で、修正前の予想で計算した進捗率を並べました。
| 会社 | 決算 | 営業利益予想(修正前 → 修正後) | 修正前の予想での進捗率 | 修正後の予想での進捗率 |
|---|---|---|---|---|
| 東海エレ(8071) 上方修正 | 2027年3月期 第2四半期累計(中間期) | 6.0億円 → 8.9億円 | 37.0% | 24.9% |
| 塩野義薬(4507) 上方修正 | 2027年3月期 第2四半期累計(中間期) | 2,200億円 → 2,300億円 | 52.4% | 50.1% |
| モリト(9837) 上方修正 | 2026年11月期 第3四半期累計 | 35.0億円 → 36.0億円 | 83.3% | 81.0% |
| 大有機化(4187) 上方修正 | 2026年11月期 第3四半期累計 | 75.0億円 → 93.0億円 | 101.0% | 81.5% |
| OSG(6136) 上方修正 | 2026年11月期 第3四半期累計 | 300.0億円 → 360.0億円 | 91.8% | 76.5% |
| 近鉄百貨店(8244) 上方修正 | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) | 56.0億円 → 62.0億円 | 53.8% | 48.6% |
| シグマ光機(7713) 上方修正 | 2027年5月期 第1四半期累計 | 13.6億円 → 20.0億円 | 38.2% | 25.9% |
| C&R社(4763) 上方修正 | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) | 54.5億円 → 56.5億円 | 50.6% | 48.8% |
| ABCマート(2670) 上方修正 | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) | 656.0億円 → 672.0億円 | 55.1% | 53.8% |
| トーセイ(8923) 上方修正 | 2026年11月期 第3四半期累計 | 246.1億円 → 250.6億円 | 95.3% | 93.6% |
| セキチュー(9976) 上方修正 | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) | 5.0億円 → 6.0億円 | 127.4% | 106.2% |
| コーセル(6905) 上方修正 | 2027年5月期 第1四半期累計 | 13.3億円 → 23.0億円 | 40.8% | 23.7% |
| アスマーク(4197) 下方修正 | 2026年11月期 第3四半期累計 | 2.0億円 → 0.7億円 | 11.0% | 31.4% |
| IDOM(7599) 下方修正 | 2027年2月期 第2四半期累計(中間期) | 240.0億円 → 185.0億円 | 36.5% | 47.4% |
- 上方修正した 12社のうち、修正前の予想で進捗率を計算できた 12社では、11社が目安(第1四半期25%・中間期50%・第3四半期75%)以上まで進んでいました。修正後の予想で計算し直すと、進捗率は下がります。
- 一方、目安を少し上回った程度で修正する会社もあれば、100%近くまで据え置く会社もあります。進捗率が高いことは上方修正の可能性を考える手がかりにはなりますが、修正されるとは限りません。
- 決算と別の日に出る修正もあります。すべての修正は業績予想の修正の一覧、修正の幅や時期は業績予想の修正の読み方で見られます。
8進捗率を見るときの注意
- 予想が幅で出ている会社:「10億〜15億円」のような幅のある予想では、どの値で割るかで進捗率が大きく変わります。kabuscope は真ん中の値で計算し、そのことをページに書いています。
- 今回、予想を修正した会社:修正後の予想で割るので、進捗率は目安に近くなります。この期間の中間期の決算では 112社が予想を修正していました。修正前と比べたいときは業績予想の修正の一覧で確かめます。
- 一時的な利益:大口の案件や、前の年からずれ込んだ売上(期ずれ)で進捗率が上がっていることがあります。決算短信の説明文で理由を確かめます。
- 株価にはすでに出ていることも:進みの速さは、決算を見た多くの人が気づきます。kabuscope の銘柄ページでは、発表直後の株価の反応(TOPIX との差)も出しています。
9よくある質問
- 中間期で進捗率50%なら順調ですか?
- 目安どおりではありますが、会社によって1年の中のもうけの出方が違うので、それだけでは決められません。同じ会社の前の年の中間期の進捗率と比べるのが確かです。この期間の中間期の中央値は 48.9%でした。
- 進捗率が低いと下方修正されますか?
- 後半にもうけが集まる会社は、毎年前半の進捗率が低く出ます。前の年も同じくらい低かったなら、計画どおりのことが多いです。前の年より大きく遅れている場合は、決算短信の説明で理由を確かめます。中間期で前の年より15ポイント以上遅かった会社は 45社でした。
- 売上と利益、どちらの進捗率を見ればいいですか?
- 本業の調子を見るなら営業利益です。ただ、売上の進捗率と並べると、利益の進みが「売上が伸びたから」なのか「費用がまだ出ていないから」なのかの手がかりになります(上の5)。
- 進捗率はどこで確かめられますか?
- 決算短信の1ページ目に、今回の累計の数字と通期の予想が並んでいるので、自分で割り算できます。読み方は決算短信の読み方にまとめています。kabuscope の銘柄ページには、検出した会社の進捗率と前の年の同じ時期の値を出しています。
10kabuscope での使い方
kabuscope の検出ルールには「会社予想に対して進みが速い」という理由があります。条件は、前の年の同じ時期より進捗率が15ポイント以上高く、目安(第1四半期25%・中間期50%・第3四半期75%)以上で、今回の決算で予想を修正していないこと。当てはまると重み +2 になります(検出の基準は合計 4 以上)。
決算の読み方(ほかの記事)
- 決算短信の読み方:1ページ目で見る5つの数字
- 営業利益・経常利益・純利益の違い:3つがばらばらに動いた実例
- 決算発表はいつ・何時?決算期ごとの時期と発表時刻
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- 営業外収益・営業外費用とは:営業利益と経常利益の差を作る項目(利息・為替・持分法)と実例
- 決算の用語集(51語)
数字は 2026-09-14〜2026-10-29 に適時開示(TDnet)で発表された決算短信のサマリー(XBRL)から kabuscope が読み取ったもので、毎晩の更新で新しくなります。読み取りの誤りがありえます。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。
検出理由・株価の反応ごとに見る
- 利益率が改善140社
- 利益が売上より大きく伸びた118社
- 会社予想に対して進みが速い37社
- 赤字から黒字に転換20社
- 来期も大きな増益を予想8社
- 予想を上方修正5社